ここから本文です

香港デモ、蔡総統の予備選勝利を後押し 再選へ追い風=米誌/台湾

7/12(金) 15:22配信

中央社フォーカス台湾

(ワシントン 12日 中央社)米外交専門誌フォーリン・ポリシー(電子版)は10日、香港で先月起きた大規模な抗議デモが、同時期に台湾で行われていた与党・民進党の次期総統選の公認候補を決める党内予備選で、反中姿勢を堅持する蔡英文総統を勝利させた要因になったと報じた。来年1月に予定されている本選での再選を後押しする可能性もあるとしている。

台湾在住の記者が書いた記事で、蔡総統の支持率が低迷していたことや、予備選で負ける初の現職総統となる可能性があったことなどを指摘した。だが、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案をめぐり、香港で大規模なデモが勃発。デモは、蔡総統のようにこれを「北京からの脅威」と受け取った台湾人からも注目を集めたとし、「中国から蔡総統に偶然にも、救いの手が差し伸べられた」と分析している。

一方で、蔡総統の再選に向けての道のりは依然として厳しいと言及。野党・国民党からは、ポピュリストの韓国瑜高雄市長や鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者、郭台銘(テリー・ゴウ)氏が総統選に名乗りを上げていることや、中国に対し穏健な立場を取る無所属の柯文哲台北市長も出馬する可能性があることに触れたほか、中国が選挙への干渉や武力威嚇などで蔡総統の再選を阻む恐れもあるとの見方を示した。

蔡総統は11日から12日間の日程で、カリブ海諸国を歴訪する。記事は蔡総統が外遊で米国に立ち寄ることに言及。蔡総統には国内と台湾海峡、両方に敵対勢力が待ち受けているとしつつ、自身の強靭さでこれらに立ち向かうとの考えを示した。

(江今葉/編集:楊千慧)

最終更新:7/12(金) 15:22
中央社フォーカス台湾

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事