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F1メカ解説|チームの本拠地から近いシルバーストンに、空力アップデートが多数登場

7/12(金) 12:15配信

motorsport.com 日本版

 各チームの本拠地から近いシルバーストン・サーキットで行われるイギリスGP。その木曜日の車検では、多くのチームが前戦オーストリアGPとは異なるエアロパーツを持ち込んでいるのが確認できた。

【ギャラリー】2019年F1イギリスGP(随時更新中)

 そのいくつかを本記事でご紹介。しかしこれは、今回持ち込まれている新パーツのほんの一部にすぎない。

ルノーの低ドラッグ仕様のリヤウイング

 シルバーストンは高速サーキットのひとつに数えられている。しかも長いストレートが2本存在するため、ダウンフォースをつけすぎてしまうと空気抵抗により多くのタイムを失ってしまうことになりかねない。

 そのため各チームは、超高速のモンツァ仕様ほどではないものの、ダウンフォースの発生量を抑えた薄いフラップを搭載したリヤウイングを、今回のシルバーストンに持ち込んでいる。

 メインプレーンの形状も併せて変更することで、DRSを作動させた際の効果向上も狙われているが、これはストレートの前に位置するクラブコーナーやルフィールドの立ち上がりで、必要なトラクションを得られない可能性もある。

 ルノーはよりダウンフォース発生量の低い、写真のようなリヤウイングを持ち込んだ。しかし、メインプレーンの中央部分の前端は、ウイングステーの取り付け点で上方に持ち上げられている。これにより、ステーとの連続性を持たせているものと考えられる。

レッドブルのリヤウイング

 レッドブルは、優勝したオーストリアと同じ角度のリヤウイングを持ち込んでいるようだ。これはダウンフォースレベルが中~低程度のモノで、ストレートでのパフォーマンスを最大化するものだ。また空気抵抗を減らすため、傾角の低いメインプレーンも搭載している。

 レッドブルは今季これまでのところ、フリー走行ではふたりのドライバーに異なるウイングを使わせ、比較テストを行うことが多かった。今回も、木曜日の車検時には、マックス・フェルスタッペンのマシンのリヤウイング後端にはガーニーフラップが付けられていなかったが、ピエール・ガスリーのリヤウイングにはそれが付けられていた。

 これも比較テストの一環だと考えられるが、苦戦が続くガスリーに自信を取り戻させるため、大きなダウンフォースを付けさせようという策なのかもしれない。

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最終更新:7/12(金) 12:15
motorsport.com 日本版

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