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貝養殖の干潟、西日本豪雨後に消失 倉敷・寄島漁協支所、再開めど立たず

7/12(金) 23:12配信

山陽新聞デジタル

 寄島町漁業協同組合乙島漁業支所(岡山県倉敷市玉島乙島)が貝を養殖していた高梁川河口付近の干潟が昨年の西日本豪雨後に消失し、事業が行えない状態が続いている。代替地もないため、養殖再開のめどは立っていない。

 同支所によると、この干潟は倉敷みなと大橋北側の高梁川の中にあり、長さ約200メートル、幅約100メートル。約30年前から同支所がハマグリやアサリを養殖している。近年は熊本県の業者から購入した小さい貝を同所に放流し、1年かけて身太りさせて、支所が運営する市内の水産物直売所で年約千キロを販売していた。

 昨年は5月に約350キロの貝をまいたが、7月の豪雨で被災。10日ほど後に組合員が現地に行くと、網などの資材は流され、水深が深くなっていた。その後は干潮時にも干潟が現れなくなった。養殖していた貝も全滅したとみられ、被害総額は約1千万円に上るという。同じ場所での養殖再開は不可能で、代替地もないため、同支所は昨秋と今春の貝の放流は断念した。

 守屋倫之副支所長(75)は「これまでも台風などで流量が増えることはあったが、干潟がなくなるというのは覚えがない。貝を楽しみにしてくれている人も多く残念」と肩を落とす。

 原田格二支所長(75)は「再開についてはまったく見通しが立たない状態」と話している。

最終更新:7/12(金) 23:12
山陽新聞デジタル

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