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”マック”で始まった日本のハンバーガー、実質価格は48年間で3分の1に

7/12(金) 18:15配信

LIMO

決して安くなかったハンバーガーを大衆に広めたマクドナルドの功罪

1つ気になるのは、最大手のマクドナルドの価格推移です。現在は1個100円で安定していますが、バブル経済期~1990年代前半までは概ね200円でした。ところが、1995年からいきなり130円に値下げし、1990年代後半には期間限定で最安65円も登場します。

そして、2000年代に入ってから“平日65円”が始まり、期間限定では最安値59円が登場しました。その後、2003年に80円に値上げし、2005年からはさらに100円へと再値上げして現在に至っています(注:2013年は120円)。

こうして見ると、マクドナルドの価格戦略の意図が不透明であるように感じてしまいます。そして、こうした安売り戦略が、ハンバーガーをデフレ時代の代表的な食品へと導いたと言えます。確かに、ハンバーガーは身近な食品になりましたが、お世辞にもハンバーガーの「価値」を高めたとは言えない気がします。

ハンバーガーは多種多様、“適正価格”を算出するのは無意味?

ちなみに、他のハンバーガー店での価格(ハンバーガーの単品、税込み)は、ロッテリアが180円、ドムドムが200円、モスバーガーは220円です。ハンバーガーといっても、全く同じ商品ではありませんが、随分と価格差があるのは事実です。個人の嗜好は様々ですから、ハンバーガーの“適正価格”を出すのは難しいようです。

ただ、食材の価格高騰等により値上げが相次ぐ外食産業の中において、ハンバーガーは全くといっていいほど値上げが実施されていないメニューの1つでもあります。

そんなことに思いを巡らせながら、ハンバーガーの日に改めて、ハンバーガーを味わうのも悪くないのではないでしょう。

葛西 裕一

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最終更新:7/12(金) 22:25
LIMO

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