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“赤いクワガタ”に注意!毒のある昆虫が近畿に生息

7/12(金) 18:00配信

MBSニュース

 7月8日、滋賀県大津市で、ある赤い昆虫が見つかりました。100円玉ほどの大きさで、発見したのは小学2年の男の子です。2本の大きなアゴのある姿に、珍しい「赤いクワガタムシ」だと思ったそうです。

 しかし、この虫はクワガタムシではありません。専門家によると…

 「『ヒラズゲンセイ』という種類で、クワガタにそっくりなんですが、ツチハンミョウの仲間の昆虫で、体液にカンタリジンという、人間が触ったら炎症を起こすような成分が含まれているんです。昔は非常にレアな種類で、トサヒラズゲンスイというぐらいで、四国の特産種だったんですね。ここ20年で近畿でも見るようになっていて、やはり目立つ虫なので新種なのではないかという問い合わせが多い虫です。」(伊丹市昆虫館 奥山清市館長)

 発見した男の子の母親によると、男の子は学校からの帰り道、ヒラズゲンセイを住宅街で発見。たまたま木の枝で拾い上げ自宅に持ち帰ったので毒のある体液に触れることはなかったといいます。また、自宅にいた父親は昆虫の知識があったため、素手で触れることはなく、写真を撮ったあとすぐに木の枝を刺して処分したということです。

 12日の午後、取材班がヒラズゲンセイが見つかった大津市和邇地区に行ってみると…藪の中で4匹のヒラズゲンセイの死がいを発見しました。同時に、取材班は同じ藪でクマバチの姿も確認できました。
 
 専門家によると、ヒラズゲンセイは幼虫のとき、花に寄ってきたクマバチの成虫にしがみついてクマバチの巣にたどり着き、巣の中でクマバチの成虫から幼虫に届けられる餌を横取りし大きくなるということで、クマバチの近くにヒラズゲンセイがいることが多いということです。

 ヒラズゲンセイの成虫が活動する時期は6月から7月の間ということで、万が一、体液が体についた場合はなるべく早く水で洗い流すことが重要です。夏休みまであと1週間、見慣れぬ虫に注意が必要です。

MBSニュース

最終更新:7/12(金) 18:00
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