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闇営業、契約書なし、安いギャラ、宮迫の今後…吉本・大﨑会長が答えた60分

7/13(土) 6:01配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

芸人との契約は口頭でやっている

BI:反社との関わりはアウトだとして、会社を通さない営業はだめなのですか。

大﨑:闇営業という言葉を、今回のことで初めて知りました。要は会社を通さない仕事で、ぼくが入社したときからあって、いまもある。どしどしやりなさいとは言わないが。

「高校の同級生からイベントの司会を頼まれたので、次の日曜の昼から空けといてください」ということはある。そこで3万円をもらったときに、会社に5000円寄越せとか、半分寄越せとは言ったことはないと思う。

ただ、100万円の仕事を個人で頼まれたときに、会社を通したほうがいいね、ということはありえます。

会社は8年ほど前から、全ての取引先について反社チェックをかけ、契約書も交わしている。会社に一言伝えてくれれば、反社かどうかのチェックもできます。

BI:芸人と契約書は交わしていないのですか。

大﨑:芸人、アーティスト、タレントとの契約は専属実演家契約。それを吉本の場合は口頭でやっている。民法上も、口頭で成立します。タレントが出版社から本を出す、映画に出るというときは、これは別途、吉本興業と出版社や映画会社が契約書を交わしています。

芸人が「契約書ないねん」と言っているのは、書面で交わしていないということだと思う。その子が理解不足なのか、笑いをとろうとして言ったのかはわからない。ただ、いまの形がぼくは吉本らしいし、いいと思ってます。

「教育事業もやめるつもりはない」

BI:4月に会長になられて、新たに岡本昭彦社長が就任しました。前に出てくるのは本来、社長の役割なのでは。

大﨑:会長になるときに、なにかあれば責任は取るけれども、岡本くんに全部任せるという話をしました。

そもそも会長としてどうあるべきか、みんなの邪魔にならずに、会社のために、芸人のためにどうすればいいのかと考えていた矢先に、この事があった。

他の芸人と社員たちは、いつもの仕事に専念をしてもらい、取材を受けるのであれば、ぼくが受けると。

BI:吉本興業は、教育に進出しようとしています。こういう事件を起こす会社が教育事業なんて大丈夫かという声もあります。

大﨑:事件を起こしたことは、猛烈に反省をして重く受け止めるしかない。こんな吉本が、好きなことをしていいのかという声もあるのは、理解しています。

ただ、これまでもタレントのくせに選挙に出てとか、お笑いタレントのくせにコメンテーターなんて、という声もあったが、それは芸人に対する差別だと思う。居直るつもりはないんですが。

居場所がなかなか見つけられない、行く場所がない若い人たちに、漫才というノウハウを覚えてもらって、社会人として自立し、世の中の笑顔に役立つ。吉本興業の仕組みそのものが、どこか学校のようなものだと考えています。

BI:官公庁や国連など国際機関との仕事も増えている中で、影響は?

大﨑:国連、法務省、経済産業省、中小企業庁、大阪府、大阪市などには、今回の件で手分けして一度ならず二度、三度とご報告に上がっている。「今回のことは良くなかったけれど、大丈夫です」というお言葉をいただいている。

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最終更新:7/13(土) 18:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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