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「もっと周りを愛して、憎み合いを減らそう」女子W杯の優勝パレードで、チーム主将が語ったパワフルなスピーチ

7/13(土) 8:01配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

FIFA女子ワールドカップで優勝したアメリカの女子サッカー・チームは7月10日(現地時間)、ニューヨークで凱旋パレードを行った。

フォワードのミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)選手は、大会を通じて注目を浴び続けた。10日の凱旋パレードの最後には、ニューヨーク市庁舎の前でパワフルなスピーチをした。

ラピノー選手は聴衆に向け、"結束"と"不寛容の一掃"を呼びかけた。

ファンは、アメリカの女子サッカー・チームのスター、ミーガン・ラピノー選手の言葉を心待ちにしていた。そして、マイクを握った彼女は、力強いメッセージをシェアした。

ニューヨークで7月10日に行われた凱旋パレードでは、イベントの締めくくりにラピノー選手が聴衆に向け、"結束"と"不寛容の一掃"を呼びかけた。

ゴールデン・ブーツ(得点王)とゴールデン・ボール(最優秀選手)を獲得したラピノー選手は、オランダとの決勝戦で決めたPKを含め、今大会で6得点を挙げた。

ラピノー選手はチームメイトをたたえ、大統領選に立候補してと声をかけられたとジョークを言い、米サッカー協会の今後の改善を願うとコメントした。パレードに出席していた同協会のカルロス・コルデイロ(Carlos Cordeiro)会長への支持まで示した。

ラピノー選手は、アメリカ女子チームの多様性にも触れた。

「このチームはものすごく粘り強くて、タフで、素晴らしいユーモアのセンスがある」と、ラピノー選手は言い、「本当にすごい。このチームはどんなことにも動揺しない」と語った。

「チームには、ピンクの髪もいれば、紫の髪もいる。タトゥーやドレッドヘアもいる。白人の女子も黒人の女子も、いろいろな女子がいる。ストレートな女子もゲイの女子も」

チームの主将でもあるラピノー選手は、自身のプラットフォームを使って社会正義や、女性やLGBTQの権利への支援を訴えていることでも知られる。

そして、感謝の言葉のあとにラピノー選手が発したメッセージが聴衆の共感を呼んだ。

「これはわたしからみんなへのお願い。わたしたちはもっと良い人間にならなければダメ。もっと周りを愛して、憎み合いを減らそう。自分が話すより、もっと相手の話を聞こう。これはここにいる1人1人、全ての人間の責任。ここにいない全ての人間、ここにいたくなかった全ての人間、賛成する人しない人、全ての人間の責任。この世界をより良い場所にするのは、わたしたちの責任」

チームは自分たちのやり方でその責任を負ってきた。彼女たちは同一賃金を求めてサッカー協会を訴え、大会を通じて悪びれない彼女たちを批判する人間に、反論し続けてきた。そして、こうしたプレッシャーの中、彼女たちがいかに素晴らしいかを証明した。

「そう、わたしたちはスポーツをする。そう、わたしたちはサッカーをプレーする。そう、わたしたちは女性アスリート。でも、わたしたちはそれ以上のもの。あなたたちもそれ以上のもの」と、ラピノー選手は聴衆に語りかけた。

「ここ数年、多くの争いがあった…… でも、結束すべきときが来た。この会話こそが次のステップ。わたしたちは協力しなければならない。全員の力が必要なの。これはわたしからのお願い。できることをやって。自分のやらなければならないことをやって。自分の殻を破ろう。もっと上を、もっと良いものを目指そう。これまで以上に大きくなろう」

そして、ラピノー選手は彼女らしいスタイルでスピーチを締めくくった。

「ニューヨーク・シティ、あんたたちマジで最高! 」

[原文:'We have to love more. Hate less': Megan Rapinoe delivered a powerful speech at the USWNT parade]

(翻訳、編集:山口佳美)

Alexandra Licata

最終更新:7/13(土) 8:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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