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ピーチへの移管初号機“再来日” バニラのA320、年度内に12機改修へ

7/13(土) 21:27配信

Aviation Wire

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)はバニラエア(VNL/JW)との統合に向け、バニラの路線移管を進めている。バニラが保有するエアバスA320型機15機のうち12機をピーチ仕様に改修する。7月13日夜には、改修初号機となるA320(登録記号F-WHUE、予定登録記号JA04VA、MSN6257)が関西空港に到着した。2019年度中に改修を進め、36機体制を構築する。

◆3カ月ぶりに“再来日”

 改修初号機となる同機は4月12日にバニラが拠点とする成田空港を離れ、マレーシアでの改修先に向かった。機体はクアラルンプールにあるエアバス・グループ系の整備会社セパン・エアクラフト・エンジニアリングに到着後、操縦席のアビオニクスをピーチ仕様に統一。客室内もピーチのものに改修したほか、現地でピーチのデザインに塗り替えた。

 機体は改修時にエアバス所属となるため、フランス国籍で登録。関空着後に日本で再登録し、以前と同じ登録記号「JA04VA」を使用する。

 7月13日の到着便は機体製造番号にちなみ、AIB6257便として運航した。現地時間午前11時45分にクアラルンプールを出発し、午後7時27分に関空へ到着。約3カ月ぶりに“再来日”した。

 ピーチの機材には翼端の「シャークレット」を装備していなかったが、バニラの16号機として発注されていた機材をピーチの24号機(JA824P)として受領したことによりシャークレット装備機の導入を開始。JA04VAにもシャークレットを備えており、装備機は2機となった。

 バニラはJA04VAを含め、15機を保有している。このうち改修対象となる機体は12機で、残りの3機は返却を予定する。改修には1機につき2カ月半程度かかる見通しで、段階的に改修を進める。改修終了は年度内を見込む。

 ピーチの機材は現在25機。6月10日には初の退役機となるピーチ向け初号機(A320、旧登録記号JA801P)が関空を離れた。年内は旧JA801P同様、数機の退役を予定している。

◆バニラ最終日は10月26日

 ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下に属するバニラは、今年の夏ダイヤが終了する10月26日で運航を終了。同じくANAHD傘下のピーチと統合する。機材のほか、路線も統合を進める。

 3月30日に終了した2018年冬ダイヤでは、バニラは国内線7路線と国際線6路線の計13路線を運航。このうち成田-函館線と那覇-石垣線の国内2路線と、成田-香港線の国際1路線を廃止し、残りの国内・国際5路線ずつ計10路線を段階的にピーチへ移管している。

 6月1日には、初の移管路線となる成田-那覇線を再就航。同路線はバニラが前日の5月31日まで運航していたほか、ピーチも2017年3月25日まで運航しており、ピーチとしては2年3カ月ぶりの再就航となった。

Yusuke KOHASE

最終更新:7/13(土) 21:27
Aviation Wire

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