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天候不順農産物に影響 プール、海水浴場回復願う

7/13(土) 9:33配信

福島民報

 最近の日照不足や低温、長雨といった天候不順によって県内の農産物の生育に影響が出始めた。プールや海水浴場も一日も早い天候の回復を願う。

 全農県本部によると、旬の季節を迎えたキュウリやトマトは出荷が大幅に減少している。今月一日から十日までの県産キュウリの出荷量は二十四万ケース(一ケース五キロ)で前年同期比34%減、県産トマトは十三万ケース(一ケース四キロ)で同25%減となった。日照不足が続けば、ピーマンやナスなどにも影響する可能性があるという。

 須賀川・岩瀬地方では、キュウリ選果施設「きゅうりん館」での十二日の出荷量が六千五百ケースで、前年同期の半分程度。JA夢みなみによると、成長や色が収穫の基準に達しないキュウリが多く出ており、病気の予防など注意を促し、栽培上の留意点を農家に指導している。

 同本部によると、県内のコメは現時点で目立った影響はない。ただ、JA会津よつばのあいづ西部稲作生産部会長を務める会津若松市のコメ農家武田芳仁さん(65)は「稲穂が育ち始める七月末から八月上旬にかけて天候不順が続くと、成長が遅れ、収穫量に影響が出る可能性がある」と心配する。「一九九三(平成五)年の冷害が頭をよぎった。早く平年並みに戻ってほしい」と願った。

 JAふくしま未来によると、モモは昨年より生育が遅れているという。

 福島市森合市民プールは、オープンした六月十五日から七月十二日までの利用者数が約四百人で、前年同期の一割弱。関係者によると、気温と水温を合わせて五〇度以上でないと利用できない決まりで、これまでの期間の半分程度は営業できなかったという。

 いわき市の勿来、薄磯、四倉、久之浜・波立の四海水浴場は十三日に海開きをする。薄磯海水浴場で海の家「鈴亀」を運営する鈴木幸長さん(66)は十三日から十五日までの三連休が序盤のかき入れ時と期待している。「曇り空が続くと、海水浴に行こうという意欲が落ちる。早く夏の日差しが戻ってほしい」と切望した。

最終更新:7/13(土) 9:33
福島民報

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