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「木胎漆器」公開 川俣の前田遺跡から出土

7/13(土) 9:34配信

福島民報

 県教委は十二日、川俣町の前田遺跡にある縄文時代中期後葉(約四千三百年前)の地層で、今年四月から六月にかけて出土した「木胎(もくたい)漆器」などの遺物の一部を福島市の県文化振興財団で報道機関に公開した。丸い取っ手が付いている状態での出土は全国的にも珍しいという。

 木胎漆器は直径約四十センチの比較的大型のもののほか、約三十センチ、約二十四センチの中型、小型のものも見つかっている。同財団遺跡調査部の吉田秀享副部長は「加工技術の高い貴重な資料が集中して見つかっている。分析を進め、当時の人々の生活の様子を解き明かしたい」と語った。

 他に竹などによる編組製品や、ヒョウタンとみられる実、大型のクルミなども出土しており、県教委と県文化振興財団は今後、各遺物の年代や、材料、加工方法などについて調査する。

■30日に発掘体験ツアー

 前田遺跡の発掘体験ツアーは三十日に実施される。縄文土器などの発掘体験を行い、採取した出土品の拓本作業をする。

 福島市の小中学生と保護者が対象。参加無料で定員二十組四十人。応募多数の場合は抽選となる。参加者全員の名前、住所、電話番号を記入し往復はがきで県文化振興財団遺跡調査部 郵便番号960-8115 福島市山下町一ノ二五 山下分庁舎に申し込む。締め切りは十六日で当日消印有効。

最終更新:7/13(土) 9:34
福島民報

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