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森林鉄道の歴史後世に 都路モニュメント設置へ

7/13(土) 9:41配信

福島民報

 かつて走っていた森林鉄道の歴史を記録しようと、田村市都路町観光協会は、同市都路町の行司ケ滝近くに当時のレールを使ったモニュメントを建てる。鉄道は浪江町と葛尾村を結び、都路には支線があった。豊富な森林資源を出荷し日本の近代化を支えた。地域の誇りとして継承する。

 一九〇二(明治三十五)年、現在のJR常磐線浪江駅から葛尾村落合まで浪江森林鉄道(全長二七・九キロ)が開通。都路には支線が設けられて一九三一(昭和六)年まで使われ、木材や木炭をトロッコで運んだという。跡地は今、行司ケ滝に通じる遊歩道となっている。

 当時のレールが遊歩道の標識支柱として使われているのが昨年秋に分かり、モニュメント建設の計画が持ち上がった。周辺は国有林で、阿武隈高原中部県立自然公園であるため、林野庁や県と協議を重ねて設置の準備を進めている。順調にいけば秋には披露できる見込み。レールを三十メートルほど敷設して支線を再現し、説明文を載せた看板を設置する。

 観光協会は、鉄道ファンをはじめ観光客増につながると期待しており、会長の武田義夫さん(76)は「にぎわいを創出し、地域の復興を加速させたい」と話している。

■14日に記念探勝会

 東日本大震災の影響で立ち入りが規制されていた田村市都路町の行司ケ滝遊歩道は、復旧・改修工事が完了した。市は十四日午前九時から記念の探勝会を現地で開く。

 遊歩道は新緑や紅葉の名所として知られている。震災で落石や倒木、橋の破損などの被害を受け、立ち入り禁止となった。工事と除染が終わり、八年ぶりに供用を再開する。

最終更新:7/13(土) 9:41
福島民報

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