ここから本文です

キヤノンIXY200 スマホに負けない「謎多きコンデジ」使ってみた

7/13(土) 10:10配信

DANRO

「正確な購買層がつかめない謎多きカメラ」 。カメラ専門販売店の担当者がそうつぶやくカメラがあります。スマホ全盛の時代にネット販売が好調なコンパクトデジカメ「キヤノンIXY200」です。(那波智彦)

【画像集】キヤノンIXY200作例

ミラーレス押しのけ、上位に食い込むIXY200

カメラ専門店・マップカメラ(新宿区)の「2019年5月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング」では総合2位。トップはミラーレスの人気機種・ソニーα7IIIですが、その他のツワモノを押しのけて堂々たる順位です。

しかも今年1月にランクインからランキングの常連となり、2位は2月以来の再浮上。 担当者も「店頭での販売はあまりなく、ほとんどがインターネットでの販売なので、正確な購買層がつかめない謎多きカメラです」と驚きを隠しません。

大手の家電通販の「コンパクトデジタルカメラ 人気売れ筋ランキング」でも堂々1位を誇っています。その「謎の魅力」はどこにあるのでしょうか。

サクサク切れるシャッターに括目

筆者自身、実はコンデジを何日も触るのはほぼ5年ぶり。そのせいか、ちょっとIXY200を見くびってました。スマホに圧倒される時代に生き残るコンデジは、レスポンスも磨かれていて、サクサク切れるシャッターになっていました。

お散歩カメラとしては「安心オート」で十分です。まずは普段の散歩コースに持ち出して花を探してみましたが、軽快さが心地よく、ついシャッターを切り過ぎました。

※撮影はカメラまかせで撮れる「安心オート」モードをメインに設定しています。作例はあえて手持ちのみで撮影しており、画像処理ソフトで露出は多少いじっていますが、シャープネス処理はかけていません。

ズームが効く、光学8倍 35ミリ換算224mm相当

撮像素子は、コンパクトデジカメで主流となっている1/2.3型CCDで有効画素数が約2,000万画素。レンズは、ビデオカメラのように望遠倍率でいうと「光学8倍ズーム」。35ミリ換算で広角28mm~望遠約224mm相当までズームが効きます。街歩きや公園で、花を愛でる写真を撮るには十分です。

スマホもズームができる時代ですが、iPhoneのズームは2つのカメラを切り替えてつなぐハイブリッドな2倍ズーム。デジタルで10倍まで伸びます。Androidでもこのタイプが主流です。

小型望遠鏡みたいなズームレンズをつける方法もありますが、取り付けに手間がかかり、持ち運びがちょっと面倒です。3つや4つのレンズを切り替えて10倍ズームになるAndroidスマホは、SIMフリーで10万円超と高額。

旅行先などではここから先入れないという名所も多く、アップで撮りたい被写体が結構多いのも事実。ズームはコンデジに任せるのがベターです。

さらにキヤノンが「プログレッシブファインズーム」と呼ぶ、画像の粗さが目立たないデジタルズーム領域で16倍。デジタルズームは最大32倍まで伸びます。このカメラには「デジタルIS」という、ブレを抑えるモードはありますが、光学手ブレ補正機能は搭載していないために、高倍率ズーム域は比較的手ブレが生じやすいです。

またデジタルズームは画像の粗さも見えてきますので、人物などノイズが気になる被写体では、極力光学8倍ズームまでに抑えておいた方がいいでしょう。

1/3ページ

最終更新:7/13(土) 14:57
DANRO

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事