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懲戒の3人、取材時は否定 業者に口裏合わせも 警官執筆料問題

7/13(土) 9:57配信

西日本新聞

 出版社から原稿執筆料を受け取っていたとして、懲戒処分を受けた3人の警察幹部は昨年11月、西日本新聞の取材に関与を否定したり、「答えられない」と説明したりしていた。

【写真】処分された大阪府警の警視正に宛てたとみられる執筆依頼書

 大阪府警の野田哲治警視正(58)は本紙の取材に「私は書いていません」「しがない公務員が(現金を)もらえるわけがない」と説明。出版社の支払いリストに1500万円を超える記載があることを伝えても「もらっていたらこんなボロ車に乗っていない」と否定した。

 当初、府警の聞き取り調査にも「原稿執筆依頼を受けた家族が知人に割り振っていた。自分名義に入った原稿料は執筆者に分配した」と否定したが、出版社側と口裏合わせをした証拠を突き付けられると一転。「兼業の認識はあったが、許可が下りないだろうと報告しなかった」と認めた。執筆料は住宅ローンの返済などに充てたという。

 宮城県警の斉木弘悦警視正(56)=東北管区警察学校に出向中=は取材に「やってるやってないかも全然、事実かどうかもわかりません」「一切お答えできない」と答えていた。管区の調べには「報酬を受け取る都度、罪悪感を感じたが、常態化する中で次第に薄れ、ずるずる続けてしまった」と釈明したという。

 一方、熊本県警の猿渡信寛警視(56)は、自身の関与について言葉を濁しながらも「警察庁に出向している時にキャリアの方から言われて書くことはもちろんある」「受験雑誌を出す出版社は、皆さん警察庁の方とつながりがある」と述べていた。

西日本新聞社

最終更新:7/13(土) 10:02
西日本新聞

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