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好材料あったのに…切れ欠くビール販売

7/13(土) 9:37配信

ニュースイッチ

1-6月期、「第三」のみ健闘

 ビール大手4社がまとめた2019年1―6月期のビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)の販売動向によると、合計の販売数量は前年同期比で約1%減となった。新元号への移行や10連休だったゴールデンウイーク(GW)など好材料があった一方で、長引く梅雨といった天候の影響が足を引っ張った。キリンビールなどが第三のビールで伸びを確保した一方、サッポロビールはビールを伸ばし対照的な戦略となった。

 市場全体ではビールが同約4%減、発泡酒が約8%減、第三のビールは約5%増。各社からは「GWなどプラスに効いた面もあるが、業務用ビールは依然として厳しく、長雨の影響も大きい」という声が聞かれた。第三のビールは比較的伸びたものの、全体を押し上げきれなかった。

 アサヒビールは1月発売の第三のビール「極上〈キレ味〉」が283万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と好調。第三のビールで同2%増となったが、ビールは同5%減となり、ビール類全体で同3減。

 キリンはビールで業務用の低迷が続き同7%減。一方で第三のビールは「本麒麟」が同約80%増になるなど好調で、同16%増と伸ばした。ビール類で同2%増とプラスを確保した。

 サントリービールは第三のビール「金麦」ブランドで2月発売した「ゴールド・ラガー」が好調。ブランド計で同11%増の1818万ケースに躍進した。ビールも「ザ・プレミアム・モルツ」が同5%増となり、ビール類で同2%増とプラス着地。

 サッポロはビールが好調。主力「黒ラベル」で前年並みを確保し、他ブランドを合わせ同3%増と4社で唯一のプラス。その反面、第三のビールが同16%減と大きくマイナス。ビール類全体では同4%減となった。

 6月単月の動向を見ると4社合計の販売数量は前年同月比5%強のマイナス。19年に入って最大の減少幅で、好調だった第三のビールまでが約4%減と落ちた。梅雨が長期化の影響が大きいようだ。ビール類需要の最盛期は7―8月だが、天候影響は依然として続いており、下期の販売に影を落としている。

最終更新:7/13(土) 9:37
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