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日本でも続々誕生する宇宙ベンチャー 世界トップクラスの技術もある一方、課題は資金面?

7/13(土) 10:05配信

AbemaTIMES

 人類が初めて月面着陸に成功してから今月で50年。アメリカではAmazonの創業者・ベゾス氏が全長30km、直径3~6kmで数百万人が住めるという「宇宙コロニー」構想を計画。また、宇宙旅行会社「ヴァージン・ギャラクティック」が上場、およそ8億ドル(約870億円)を調達し、商用サービスの開始に向けて事業を進めている。

 日本でも堀江貴文氏が出資する宇宙ベンチャー・インターステラテクノロジズが国内初の民間ロケットの打ち上げに成功、今週土曜日には次のロケットの打ち上げ準備を進めるなど、宇宙ビジネスが盛んになっている。

 火星や月などでの宇宙探索や資源開発に取り組むispace、小型衛星開発や画像販売のアクセルスペースやキヤノン電子、デブリ除去のアストロスケール、宇宙旅行のPDエアロスペースが存在、地上でも衛星通信の分野でインフォステラ、測位サービスにグローバル測位サービス株式会社、人口流れ星を制作するALEなど、宇宙ベンチャーが続々と登場している。

 10日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、そんな日本の宇宙ビジネスの最前線を取材した。

■数センチ単位のGPS測位や、“人工流れ星“の挑戦も

 宇宙ビジネスの基盤はロケットや衛星の製造・打ち上げだ。その市場は国内だけで3000億円と言われているが、かつてはそのほとんどが政府管轄の事業だった。しかし世界的にも注目を集める宇宙ビジネスへの期待から、2008年に宇宙基本法、2016年には宇宙活動法を制定し、民間による宇宙開発を後押し。こうした流れから国内の衛星製作も活発化、町工場にもビジネスチャンスが舞い込んだ。

 その一つ、神奈川県茅ケ崎市にある「由紀精密」は、宇宙ベンチャー「アクセルスペース」のフレーム製造を担当している。大坪正人代表は「世界的に小型衛星ブームになっていて、急速にビジネスチャンスが広がっている。ちょっと前までは医療機器が売り上げで一番のシェアだったが、今は宇宙関連部品が最も大きい」と話す。

 同社では、60年にわたって培ってきたノウハウを生かし、2012年頃に本格的に宇宙関連事業に進出。打ち上げに耐えられる強さ、軽さ、さらに厳しい精度も要求されるため、加工には熟練の技術が必要だ。そうしてできた小さな部品は30cmの超小型衛星に使われ、実際に宇宙空間を飛んでいる。そうした実績が認められ、一昨年には当時皇太子だった天皇陛下もご訪問された。

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最終更新:7/13(土) 10:05
AbemaTIMES

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