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03年阪神V戦士・藤本敦士内野守備走塁コーチ 若手の確変に期待

7/14(日) 14:35配信

東スポWeb

【楊枝秀基のワッショイ!!スポーツ見聞録】16年前の2003年、全国の虎党は空前のフィーバーに沸いた。早くも7月8日、星野阪神にセ・リーグ史上最速のマジック49が点灯。遊撃手として優勝に貢献した藤本敦士(現内野守備走塁コーチ)が、当時に思いをはせるとともに、現在の若手選手たちへの期待を語った。

 藤本は当時をこう振り返る。「03年は周りの先輩たちがしっかりしてましたからねえ。僕は一人の若手として自分のことを精一杯やるだけでよかった」。ドラフト同期で1学年上の赤星憲広が2番に入り、上位打線は生え抜きの今岡誠(1番、現真訪)、桧山進次郎(4番)、FA加入の金本知憲(3番)が固めた。さらにはジョージ・アリアス、片岡篤史、矢野輝弘(現燿大)と、つながり出すと止まらない「第3次ダイナマイト打線」を構成。レギュラー最年少の自身は3割を超える打率を記録し「恐怖の8番打者」と恐れられた。

 前年に就任した星野仙一監督は02年オフに「血の入れ替え」を断行。20人以上の選手が退団した。そこに投手では米大リーグ・レンジャーズから伊良部秀輝、ドジャースからジェフ・ウィリアムス、広島からFAで金本を獲得する大補強を行った。若手とベテラン、外様と生え抜きが融合。いい意味でのケミストリー(化学変化)が起こり、2位に14・5差の独走Vを決めた。

 だが、現在は状況が違う。若手中心で発展途上。藤本は「僕が優勝を経験させてもらったときと違って、今は北條も木浪も大山も近本も同い年でしょ。みんなで刺激し合って個人の技術にしても、チーム内での連携にしても、すべての面で一気に成長してグッと強くなれる可能性があると思うんです」と確変を期待する。

 低迷期だった広島が田中、菊池、丸、鈴木誠也らの台頭で一気に常勝チームになった道筋が理想形。「タナ、キク、マル、セイヤ」ならぬ「チカ、キナ、キタ、ユウスケ」だ。

 現在、リーグワーストの71失策とミスを連発してしまっているのは、藤本にとっても頭痛の種。それでも、一気に波に乗せてしまえば止められないのも若手の特権と理解している。

 藤本が期待する若虎がリーグを席巻するとき阪神黄金時代の幕が開ける。

 03、05年のV戦士・藤本の未来予想図が現実となる日が待ち遠しい。

 ☆ようじ・ひでき 1973年8月6日生まれ。神戸市出身。関西学院大卒。98年から「デイリースポーツ」で巨人、阪神などプロ野球担当記者として活躍。2013年10月独立。プロ野球だけではなくスポーツ全般、格闘技、芸能とジャンルにとらわれぬフィールドに人脈を持つ。

最終更新:7/15(月) 11:19
東スポWeb

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