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保育園やアフタースクールも、名鉄を変える「高架下」

7/14(日) 13:14配信

ニュースイッチ

地元住民を意識、住みたいと思える街に

 名古屋鉄道は名古屋市北区の瀬戸線・清水駅―尼ケ坂駅の高架下約500メートルで商業エリア「SAKUMACHI(サクマチ)商店街」を開発中。3月に尼ケ坂駅側で飲食店など7店舗と貸事務所1カ所がオープン。2020年春に清水駅側も開業する。駅間をつなぐ高架下開発は同社初の試みだ。

 両駅は名古屋市の繁華街にある始発駅から2、3駅目で、周囲は閑静な住宅街。沿線に桜並木が続く。周囲に飲食店や商店は少なく、以前の高架下は貸し駐車場だった。「高架下の有効活用に留まらず、にぎわいのある街づくりを狙った」と不動産事業本部開発部企画課の矢野雄輝サブチーフは説く。

 店舗は木造。外壁のガルバリウムは店舗ごとに色を変え、華やかさを出した。1棟約53平方メートルで、尼ケ坂側で18棟を用意。複数棟をつないで提供する。人通りを期待し、外にはベンチも設けた。

 入居店舗はカフェや駄菓子や総菜屋。名鉄グループが運営する保育所「ぽっぽ園」と小学生対象のアフタースクール「テラコ」も併設した。「地元住民の利用を意識した」(矢野サブチーフ)。

 地域への事前説明会では「どんな店舗が入るのか」など開業を楽しみにする声が目立った。実際「順調に集客ができ、良い滑り出し」(同)と手応えを感じている。あるカフェのスタッフも「すでに時間帯別に常連ができ、忙しい」と笑顔を見せる。

 20年春開業の清水駅側も18棟を提供予定でテナントの募集を始めた。清水駅は大通りに面し「地元より広範囲な集客を目指す」(同)方針。イベントなども検討し「駅間を人が行き来し、にぎわいがあり、住みたいと思える街にしていく」(同)。街づくりの一つのモデルとする考えだ。

【概要】瀬戸線は名古屋市の栄地区と人口約13万人の瀬戸市を結び営業距離20.6キロメートル。清水、尼ケ坂両駅の停車は普通列車のみ。

最終更新:7/14(日) 13:14
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