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高良健吾インタビュー 評価が常につきまとう職業“俳優”との向き合い方

7/14(日) 11:03配信

AbemaTIMES

 誰からも、親からすらも存在を忘れ去られた男が同級生から「三井くん」とその名を呼んでもらったとき、純粋で狂気的な愛が生まれるーー。俳優・高良健吾が映画『アンダー・ユア・ベッド』(7月19日全国ロードショー)にて主演を担当。11年もの間一人の女性に執着し、ついには彼女の家に侵入、ベッドの下で監視するようになるという変質的な男・三井を演じる。三井は愛する女性・千尋の生活を覗き見るうちに彼女が夫から凄惨なDVを受けていることを知る。三井の行為は褒められたものではないが、高良はその心の動きを「理解できる」と語る。他者から評価され続ける“俳優”という仕事、そして三井という男に高良はどう向き合ったのだろうか。

共感はできないけど理解はできる “認められない”苦しみが生んだ三井というキャラクター

ーー脚本づくりの段階で安里監督の中では高良さんのイメージがあったとお聞きしました。そのことについてどう感じましたか?

高良:嬉しいです。自分をイメージして書いてもらえるというのは、俳優としてすごくありがたいことです。

ーー三井というキャラクターと出会ったとき、どのように感じましたか?

高良:純粋。ピュア。

ーー三井に対して共感する部分はありましたか?

高良:僕は演じる上で「共感」というのはあまり重要ではないと思っているんです。ただ「理解」は必要だと思っています。三井は理解できるキャラクターでした。純粋すぎるが故にあそこまでいってしまったのだろうと。三井のように認めてもらえなかったというか、子供の頃から存在を認めてもらえなかったという過去が、あそこまでの行動に移してしまったんだと思います。認められない」、そしてその反対の「認められる」ということには、それだけの力があります。千尋に「三井くん」と呼んでもらえて、あの瞬間が彼を支えて、彼は動き出す。

ーー高良さんの演技に「孤独感」を感じました。どういうことを心がけましたか?

高良:「白と黒」という風に分けないように心がけました。「グレーゾーン」を作ることを大事にした。「善と悪」とか、そういうので分けちゃダメだ。分けるのは勿体無い。そういうのじゃないところで演じたいと思いました。

ーー安里監督からは?

高良:安里監督とはちょっと今までしたことのない作り方をしました。僕は段取りとかテストで自分が準備してきたことをやって、「ああしていこう」「こうしていこう」とかアドバイスをもらってやっていくというやり方をしてきたのですが、今回は、現場入りすると監督が待っていて「今日やるシーンの話が始まって。「こういう風にしていきましょう、って確認をしてからやるというやり方でした。

ーーモノローグ部分のセリフもたくさんあり、お芝居の表現とは違う表現になったと思います。どんなことを意識しましたか?

高良:セリフが説明的にならないように意識しました。モノローグで答えを言ってしまわないように。監督と話し合いが多かったのは、モノローグの部分です。「このセリフは削っていきましょう」というのが結構ありました。

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最終更新:7/14(日) 11:03
AbemaTIMES

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