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フードロスをお得に、おいしくレスキュー! お店と食べ手をつなぐ「TABETE」とは?

7/14(日) 21:30配信

アーバン ライフ メトロ

フードロスの4割強は一般家庭から。ごく身近な「自分ごと」

 2019年5月24日(金)、無駄に捨てられる食べ物を減らすための「食品ロス削減推進法」が成立しました。

【写真】とってもおいしそう! 「TABETE」に出品されるメニュー例

 さまざまな要因で、本来食べられるはずの食品が破棄されてしまう社会問題「フードロス」。農林水産省によると、日本国内のフードロスは年間約646万トン(2015年度の推計)といわれており、世界中の飢餓に苦しむ人たちへ援助されている量の約2倍にものぼるといいます。
 
 さらに、先述した日本のフードロスの4割強は、メーカーや小売店からではなく、一般家庭から出ているもの。ごく身近な「自分ごと」なのです。ですがそう捉えている人は、まだそれほど多くはない状況です。

 そんななか、フードロスを身近な問題として意識する機会を生み出すサービスが広がりを見せています。その名は「TABETE」。飲食店や惣菜店等で発生してしまう余剰とユーザーとのマッチングを促し、最後まで売りきり、食べきることを応援する仕組みです。

 この仕組みは「フードシェアリング」と呼ばれるもので、欧州などでは広く浸透していますが、国内での試みは、同サービスが初といいます。

 2019年2月には、ユーザー登録数が10万人を突破。登録者は、20~40代の働く女性が中心といいます。約300の登録店舗は「フードロスが出てしまいそう」と思ったとき、その食品をお弁当などに加工し、オンライン上で購入者を募ることが可能です。

 ユーザーは、店舗からのレスキューをPCサイトやスマホアプリで受け取り、「この商品を食べたいな」と思ったら、Webで決済。その後、指定した時間にお店へ向かい、商品を受け取ります。

 ユーザー登録は無料。ブラウザからであれば、ログインしていなくても、出品されている商品を閲覧することは可能です(アプリは要ログイン)。

「食べ手」のメリットもたくさん

「食べ手」であるユーザーは、フードロスをレスキューしながら、珍しいメニューを楽しむこともできます。というのもまず、出品される商品は、お店の通常単価よりも若干安価な設定のため。さらに、通常は店舗に並ばないものが出品されるケースがあるためです。

 たとえば、研修用に焼いたピザや、フェス用に作ったものの余りなど、「食べられるけれど、お店には出すのは難しい」という商品が出品されることも。

 八百屋さんが出品するケースも時折あります。その場合には、果物や野菜は、そのままずばりでなく、食べやすい大きさにカットされるなど、何かしら加工され、手渡されるとのこと。基本的に商品は、テイクアウト可能ですぐに食べられる状態のものであることを条件に、店の采配で自由に決められています。

 実際に出店している店舗に話を聞きました。五反田の鶏居酒屋「たから」は、焼き鳥丼、親子丼、カレーのうちいずれかを、状況に合わせて出品していると話します。

「焼き鳥として使うお肉が一定期間を過ぎた場合には『焼き鳥丼』、ランチで提供する親子丼が余りそうな場合には『親子丼』、ごはんが危なくなった場合には『カレー』。ロスさせたくない食べものの種類によって、それを生かせるお弁当を作り、レスキューを呼びかけています」(「たから」店長)

 一方ユーザー側は、レスキューをどんなときに活用するのでしょうか。

「自炊用の食材が切れたけれど、タイミング的に買い物に行けるのは明日なので、今夜どうしようというときや、疲れすぎてご飯が作れないとき、夫が出張や仕事で晩御飯が別になるときなどに、終業時、PCでレスキューをチェックして購入しています」と話してくれたのは、30代の女性ユーザーです。

 レスキューの受け取りのピークタイムは16時~22時。おおよそ夕ご飯の時間帯です。1人で外食するのはおっくうだけど、飲食店のごはんが食べたい……。そう思う人にとってもレスキューとなり得るサービスといえるのでしょう。

 さらに、レスキューをきっかけに「店員さんや、お店の雰囲気を確認できるのが良い」「近所の、普段行ったことのなかったお店の雰囲気を知るきっかけになった」という声も。

 これは、当初運営側は想定していなかった部分でしたが、サービスを始めたあとにSNS上でユーザーの感想を読み、気づかされたといいます。

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最終更新:7/14(日) 22:04
アーバン ライフ メトロ

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