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日産の英国生産取りやめで、受注が増えそうなファルテックの九州工場

7/14(日) 15:35配信

ニュースイッチ

外装樹脂部品の生産能力引き上げ、日産以外への供給も好調

  ファルテックは2019年度内に約9億円を投じて九州工場(福岡県苅田町)を増強する。ラジエーターグリルなど自動車の外装樹脂部品の生産能力を現状比2割程度引き上げる。九州工場では日産自動車やダイハツ工業向けの生産が伸びておりフル生産が続く。生産能力を増強することで受注増に備える。

 増強するのは九州工場の第2棟。外装樹脂部品を成形から塗装まで一貫生産で手がける拠点で18年に新設した。これまで九州が供給先のラジエーターグリルやウインドウモールなどの外装樹脂部品は同社の館林工場(群馬県館林市)で生産していたが、物流コストの削減などを目的に九州工場へ移管した。

 今後は移管した生産分だけでなく、新規の受注取引も九州工場で対応するため、能力増強に踏み切る。成形機などの設備を19年の後半に順次導入する。

 九州工場第2棟では塗装ライン全体をクリーンルーム化することで、自動化ラインを実現した。従来型の塗装ラインは歩留まり率が70―80%程度だったが、新ラインでは約90%に高まる見通し。

 同社の九州工場は、日産や三菱自動車、ダイハツ工業などの主力工場の近くに位置し重要性が高い。日産は欧州向け次期スポーツ多目的車(SUV)「エクストレイル」を英サンダーランド工場で生産する計画だったが取りやめ、日産自動車九州(福岡県苅田町)に変えた。今後も受注拡大が見込まれる。

最終更新:7/14(日) 15:35
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