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森永卓郎が驚愕の事実を指摘~年金2000万円問題、本当に必要なのは6000万円也!

7/14(日) 12:23配信

ニッポン放送

「垣花正 あなたとハッピー!」(7月10日放送)に経済アナリストの森永卓郎が出演。年金2000万円問題について、本当は6000万円必要であるという驚愕の事実を指摘した。

年金2000万円問題

年金2000万円問題とは、6月3日に金融庁が高齢社会における資産形成・管理という報告書を出しました。それは「65歳の時点で、それ以降年金だけで暮らすには2000万円必要ですよ」というものです。この報告書は、麻生大臣が不適切だから受け取らないとして問題になりました。参議院選の最大の争点になっていますが、推計はシンプルです。いまの統計で見ると、無職の高齢2人暮らし世帯の支出は26万5000円、収入が21万円なので差引毎月5万5000円の赤字が出ます。

95歳で死ぬとは限らない

金融庁が出した2000万円という額は、毎月5万5000円の赤字を65歳から95歳まで30年間積み上げれば2000万円だという単純な掛け算です。ただ、この試算は過少推計です。なぜかと言うと、1つは95歳で死ぬとは限らないことです。女性だと100歳まで生き残る可能性は20%、105歳まで生き残る可能性が5%弱あります。30年間ではなく、40年間用の準備をしなければいけないというものが1つです。

年金は減って行く~不足額はなんと5780万円

もう1つは、21万円の年金収入が続くと想定していることです。いま年金は賦課方式といって、現役世代が払った保険をその年の高齢者が山分けする仕組みです。今後はどんどん支え手が減って行きます。現時点では、2.1人で1人の高齢者を支えていますが、いまの大学生が高齢層に入る2065年には、1.3人で1人を支えなければいけません。そうすると分け前が減るわけですから、年金は落ちて行きます。

共産党が質問主意書を出して、「いまマクロ経済スライドをやっていますが、これによって国民年金がどれだけ減りますか」と聞いたら、政府の回答は3割減ると。政府が国会でいま答えているものでも3割減ります。しかし、私の計算や5年前の財政検証だと4割減ります。つまり、年金は減るから赤字は増えます。私が計算した結果によると、105歳まで生き残る可能性があるため40年分用意しなければいけません。年金が減って行くことも考えると、不足額は5780万円。これは無理です。サラリーマンの生涯年収は2億しかありません。2億から6000万円を貯められるはずがありません。

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最終更新:7/14(日) 12:23
ニッポン放送

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