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お母さんは忙しいから… 「遠足の弁当つくって」が言えなかった息子、2人の結末にもらい泣き 作者に聞く

7/16(火) 7:00配信

withnews

 毎日忙しく働いている母を見て、「遠足のお弁当を作って」と言い出せなかった息子。当日、リュックの中に入っていたのは――。そんな物語がネット上で注目を集めています。互いを思い合う親子の姿をセリフなしの漫画で表現した作者に聞きました。

【画像】漫画はこちら。母は夜の仕事に出かけ、息子は一人でコンビニ弁当。遠足のしおりを渡せないまま……

団地で暮らす母と息子の物語

 今月11日に、「しあわせゴハン『お弁当』」というタイトルでツイッター投稿された8ページの漫画。登場人物は団地で暮らす母と息子です。

 夜の仕事に出かけるために母が支度をしていると、息子が帰宅。テーブルの上には、息子のために買ってきたハンバーグと海老フライが入ったお弁当が置かれています。

 母を見送った後、息子は一人で食事を済ませ、シャワーを浴びて布団に入りました。

お弁当のことを言い出せず

 翌日、息子は学校で「遠足のしおり」を渡されます。持ってくるものとして、水筒、お弁当、おやつと書かれていました。

 帰宅して母と鉢合わせになりますが、お弁当のことを言い出せず、しおりを隠してしまいます。

 その日も母が買ってきてくれたコンビニ弁当を一人で食べて、眠りにつきました。

 仕事を終えてほろ酔いで帰宅した母。酔いざましに水を飲んでいると、息子が準備した遠足のリュックを見つけます。

 「もしや」と思い、ゴミ箱の中を見ると、遠足のしおりが丸めて捨ててあり、お弁当が必要だったことを知ります。

 言い出せなかった息子のことを思って涙する母。寝顔をのぞくと、泣きはらしたあとが残っていました。

リュックに入っていたのは

 遠足当日の昼食時間。息子がおろおろしながらリュックの中を見ると、お弁当の包みが入っていました。

 開いてみると、中にはタコさんウィンナーや卵焼きといった母の手作り料理が詰められています。

 満面の笑みで口に含むと、思わず涙が。何度もかみしめながら、黙々と食べ続けました。

 漫画の最後は、空になった弁当箱が自宅の台所の流しに置かれている場面で締めくくられています。

作者に聞きました

 この漫画に対して、「何回読んでも泣いてしまう」「きっとお互い愛があって大切にしあって生きてるんだろうな」といったコメントが寄せられ、リツイートは2万、いいねは5万5千を超えています。

 作者は漫画家の魚乃目三太さん。代表作は「スカイツリーの周辺で愛を叫ぶ」「戦争めし」「しあわせゴハン」などで、家族愛や食をテーマにした漫画を多数手がけていて、ドラマ化された作品もあります。

 今回投稿した漫画は2014年8月に描いたもので、「しあわせゴハン」としてグランドジャンプ(集英社)に掲載されたものだそうです。

 投稿した理由について、魚乃目さんは「この話は今読み返しても泣けたので、もっと皆さんに読んで欲しかったんです」と話します。

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最終更新:7/16(火) 7:00
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