ここから本文です

12位フィニッシュのアルボン、ホンダPUの”電圧問題”で2度目のピットインできず|F1イギリスGP

7/15(月) 12:01配信

motorsport.com 日本版

 F1イギリスGPを12位で終えたアレクサンダー・アルボン(トロロッソ)は、ホンダのパワーユニット(PU)に電圧の問題が発生したため、2度目のピットインをせずに走行を続けることになったという。

【動画】F1第10戦イギリスGPハイライト

 ソフトタイヤで決勝をスタートしたアルボンは、52周のレースのうち14周目にピットイン。ミディアムタイヤに履き替えた。

 戦略的には、もう一度タイヤ交換をする必要があったアルボンだが、ホンダPUの高圧電力系に問題が発生したことから、トロロッソとホンダはピットインするという”危険”を冒さないことを決めた。

 F1が2009年にKERS(運動エネルギー回生システム)を導入して以降、マシンの取り扱いや、マシンに触れていいタイミングについては厳格なルールが定められた。2014年にPUが導入され、扱う電気エネルギーの量が増えたため、それはますます厳しくなっている。

 アルボンに発生した問題の原因は完全には分かっていないが、一度PUを止めてしまわなければ、安全にピット作業ができない状態だったのだという。

 結果、レースの大半でポイント圏内にいたアルボンは、39周をミディアムタイヤ1セットで走ることとなり、残り2周というタイミングでポイント圏外にまで後退してしまったのだ。

 ホンダF1のテクニカルディレクターである田辺豊治は、motorsport.comに次のように話した。

「高電圧システムに警告が出ました。なぜそれが起こったのかは、これから正確な調査を行います」


「高電圧システムに注意が必要な場合は、マシンに触るためにエンジンを止めなければいけません」

「走り続けるのか、エンジンを止めてでもピットストップしてタイヤを換えるのか、どちらかを選ばなければいけませんでした。私たちとチームが出した答えは、ステイアウトすることでした」

 2018年シーズン前にテクニカルディレクターに就任した田辺は、「個人的には、1年半で初めて発生したトラブルでした」と話し、珍しいトラブルだったと明かした。

 レース直後、アルボンはメディアに対して電圧の問題についてコメントすることができなかったが、彼は「言い訳はしたくない」と語った。

「カーカス(タイヤの内部構造)が見えてきてしまっていた。もう1周あったら、タイヤは完全に破壊されてしまっていただろう」

「それでも、僕たちのペースは良かったと思う。とても古いタイヤを履いていただけなんだ」

Scott Mitchell

最終更新:7/15(月) 12:01
motorsport.com 日本版

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事