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父を探し少女は東京へ、幻灯劇場が旗揚げ作品をリクリエイト「ミルユメコリオ」

7/15(月) 11:01配信

ステージナタリー

幻灯劇場「ミルユメコリオ」が、8月9日から12日まで京都・京都市東山青少年活動センターで上演される。

【写真】幻灯劇場「ミルユメコリオ」チラシ裏(メディアギャラリー他1件)

「ミルユメコリオ」は、主宰の藤井颯太郎が2014年の幻灯劇場旗揚げに際して書き下ろした作品。藤井は2016年に、同作で第4回せんだい短編戯曲賞大賞を受賞した。演出を藤井が手がける今回は、セノグラファーの野村善文とタッグを組み、同作をリクリエイトする。

平均年齢79.4歳の街にただ1人残る十代の少女・夢子は、行方不明の父の帰りを、母と花屋を営みながら待っている。彼女は「生物学者の父は、“ミルメコリオ”を探しに行ったアフリカで姿を消した」と聞かされ育ったが、実は父が東京の女と蒸発したことを知っていた。花屋を継いで身動きが取れなくなる前にと、夢子は東京へ父を探しに行き……。

上演に向けて藤井は“東京”への思いを語りつつ、本作について「『少女が東京と出会い、夢を叶え、夢がついえていくまで』の物語です。夢を叶えることも、夢を潰えることもできないまま、24歳の僕は演出します」とコメントしている。

■ 藤井颯太郎コメント
この作品は18歳の冬、劇団の旗揚げの為に書きあげた作品です。
そのころの僕には漠然とした「東京」への憎悪がありました。滋賀県の田んぼの真ん中で育ち、ミュージカル俳優を目指していた僕は「東京へ行かなきゃプロになれないよ」と言われて育ちました。「東京へ行かなきゃ演劇続けられないから」と言い残して上京した演劇仲間がプロになり、疲弊し、戻ってきた地元で演劇と関わらない生活を送る姿も見てきました。東京は夢を叶える場所であると同時に、夢がついえる場所でもありました。そうやって、大切な人を奪っていく「東京」への憎悪は年々積もっていき、この作品は書かれました。「少女が東京と出会い、夢を叶え、夢がついえていくまで」の物語です。夢を叶えることも、夢を潰えることもできないまま、24歳の僕は演出します。

■ 幻灯劇場「ミルユメコリオ」
2019年8月9日(金)~12日(月・振休)
京都府 京都市東山青少年活動センター

作・演出:藤井颯太郎
出演:小野桃子、藤井颯太郎、橘カレン、本城祐哉

最終更新:7/15(月) 11:01
ステージナタリー

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