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公園の一角で、日本人と中国人が交流続けて12年。「草の根交流」はキレイゴトではないのか?聞いてみた。

7/15(月) 11:15配信

ハフポスト日本版

JR池袋駅の西口を出て、10分と歩かないうちにたどり着けるのが西池袋公園だ。

比較的閑散としたこの公園の一角が、毎週日曜日の午後、にわかに盛り上がりを見せる。

集まった人たちが口にするのは中国語だ。留学や駐在経験があり滑らかな中国語を操る人もあれば、「ニーハオ」から習い始めた人もいる。

「星期日漢語角(日曜日の中国語コーナー)」と名付けられたこの集まりが、7月14日、開催600回の節目を迎えた。およそ12年の歴史がある。

「草の根」の交流が持つ意味は何か、確かめるために池袋に足を運んだ。

お互いの言語教え合う姿も

「漢語角」が始まったのは2007年8月5日。日本人向けの中国語作文コンクールの受賞者たちが、定期的に交流の場を持つ目的で始まった。

最初は限られたメンバーの交流の場だったが、徐々に在日中国人らに知られるようになり、今や会員登録などの必要もない、誰でもパッと訪れて参加できる場所になった。中国からの旅行者がわざわざ参加することもあるという。

基本的なルールは「中国語で会話すること」。ただし、レベルは問わない。

「漢語角」を立ち上げた段躍中さん(だん・やくちゅう/61歳)は「ニーハオ(こんにちは)・謝謝(ありがとう)・再見(さようなら)の3つを覚えれば大丈夫です」と呼びかける。

参加者の中には、日本語があまり話せない在日中国人も少なくない。彼らから本場の中国語を習う代わりに、今度は日本人が日本語を教える、というのもよく見かける光景だ。

日中関係悪化で困った...

「漢語角」は毎週日曜日に開催される。日曜日が元日に重なった場合を除き、1週たりとも休まずに12年間、続けられてきた。

7月14日で通算600回。主催の段さんはこれまでの道のりをこう振り返った。

「一番困ったのは2012年。(政府の尖閣諸島国有化などで)日中関係が良くなかった時なんです。参加者がいなくなったら続けられないので、とても心配していました。日中両国は、民間レベルの交流を続けないといけない、という共通の認識があったから、一生懸命努力して中断せずにできたと思います。ここまで来られて感無量です」

活動にはこれまで延べ3万人近くが参加した。

しかし、日本人の対中感情は依然として悪いままだ。2018年に言論NPOが実施した調査によると、日本人の86.3%が中国に対して「良くない」という印象を持っている。

段さんは、交流の機会がまだまだ足りないと指摘する。

「(対中感情が改善していないのは)おっしゃる通りです。多くの中国人が日本に訪れるようになりましたが、中国人と直接交流する日本人はまだ少ないのではないでしょうか。マンションで顔を合わせても、声をかける機会は少ない。こうしたプラットフォームで心と心の交流をもっと実現させたい」

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最終更新:7/15(月) 11:15
ハフポスト日本版

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