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定食わずか500円 新大久保の「ネパール料理店」に集う、留学生のひたむきな思いとは

7/15(月) 19:30配信

アーバン ライフ メトロ

新大久保は、タピオカとK-POPだけの街ではない

 スパイスがさわやかに香り、よく煮込まれたチキンカレー。じゃがいもの炒め煮。そして、豆のスープとご飯、ピリ辛の漬物。ワンプレートに並ぶいくつもの料理は、まず彩りがいいんです。

【写真】新大久保の良心? 格安で食べられる現地さながらの「ネパール料理」の数々

 口にしてみると、さらさらのカレーはほどよくスパイシー。日本人でも食べやすく、じゃがいもはほくほく。豆のスープは、周りの客にならってご飯にかけてみましたが、これもいけます。ついでに言うと、ご飯はおかわりができます。

 これは、ネパールの定食「ダルバート」。ダル(豆)と、バート(ご飯)をベースにしたセットメニューで、ネパールのソウル・フードと言えるかもしれません。いわゆる「庶民の味」です。

 このダルバートを楽しめるのは、なんといっても新大久保。「女子が、タピオカとチーズドッグ目あてにやってくるコリアンタウン」というイメージが強いかもしれませんが、いまや新大久保は日本を代表するミックスカルチャーの街なのです。近年はベトナム人やバングラデシュ人、ネパール人などが急増し、多くの食材店やレストランが並んでいます。

 特にネパールレストランは、日本で学び、働くネパール人がたくさんやってきます。店のたたずまいは決しておしゃれではありません。しかし、新大久保で暮らすネパール人たちで賑わい、テレビではネパールの放送が流れ、スパイスの香りが漂っています。

 日本人のお客がまったくいないことも珍しくはありません。カトマンズの路地裏じゃないかと錯覚するぐらいです。日本にいながら、ネパールを旅している気分になります。

 そんな店が新大久保にはいくつも点在しています。「ラトバレ」「ネパールモモ」「トーキョーロディ」「ニュームスタン」「さくら」……ダルバートは、どこも大抵500円。破格ともいっていい安さなのです。

 ネパールで、ダルバートは「格安で、誰でも食べやすいものであるべし」という考えがあります。それ加え、在日ネパール人の急増で、ダルバートに使う食材や調味料を扱う店も増え、価格が安くなったことで500円での提供が可能になったのです。

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最終更新:7/15(月) 20:53
アーバン ライフ メトロ

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