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炭水化物は悪者なの?栄養士に本音を聞いた!

7/15(月) 20:40配信

ELLE ONLINE

結局のところ、炭水化物は体にいいのか悪いか? 栄養士のリリー・ソウターさんに語ってもらった。

すべては2000年代初頭、炭水化物への反感をあおったアトキンスダイエットがはじまりだった。それ以降、世に広まるダイエットは、どれも炭水化物を諸悪の根源とみなすものばかり。ところが最近風向きが変わり、炭水化物が再びメニューに戻ってきた。

良い炭水化物とそうでないものがある

リリーさんは次のように解説する。

「炭水化物には2種類あります。1つは単純糖類(天然または生成された形態のもの)、もう1つは複合糖質(ジャガイモ、パスタ、パンなど、でんぷん質の多い食品)です」

「すべての炭水化物は体内で分解されて糖へと変化しますが、複合糖質の場合、分子が長く連鎖して、繊維性マトリックスとして組み込まれています。このユニークな構造によって、複合糖質は分解されて糖になるまでにより長い時間がかかり、体と脳には持続性のあるエネルギーが供給されます。

複合糖質を供給するための理想的な食品としては、じゃがいも、全粒パスタ、全粒パン、無精白米、オート麦、ライ麦、キヌア、そば粉、キビ、玄米などがあります」

「また、複合糖質には必須ビタミンやミネラルが含まれています。たとえばじゃがいもには、食べ物を体内でエネルギーに変えるのに必要なビタミンB、血圧のコントロールに欠かせないミネラルのカリウム、そしてビタミンCを含んでいます」

炭水化物は脳のエネルギー源として必要

「炭水化物は、私たちにとって主要なエネルギー源であり、筋肉や脳が正しく機能するのに必須なエネルギーを供給してくれます。炭水化物は、運動時に備えて体内にグリコーゲンとして貯蔵されますが、不足すると運動中に疲れたりパフォーマンスが低下したりするため、これは定期的に補給する必要があります」と、リリーさんは指摘する。

「また、脳に糖分を供給することは、集中力と認識能力をベストの状態に保つためにも重要です。私たちの脳は、体が必要としているエネルギーの20%分も消費しているんです」

腸内環境に良い

リリーさんは、炭水化物のおなかへの好影響について太鼓判を押す。

「炭水化物は、食物繊維の最大の供給源です。食物繊維は、私たちの食生活に欠かせない存在で、消化器系を健康に保ち、便秘を予防してくれます。食物繊維の1日の推奨摂取量は最低30グラムですが、私たちイギリス人の平均摂取量は18グラム程度。炭水化物を食べる量が減ると必然的に食物繊維の摂取量も少なくなるので、長期的に見ると私たちの健康に影響を及ぼす可能性があります」

ベイクドポテトはおいしいのはもちろん、エネルギーをゆっくり放出してくれ、さらには食物繊維も豊富に含んでるとか。皮付きのまま焼いたベイクドポテト(約180グラム)には、1人分のパスタ(約220グラム)に含まれている食物繊維の2倍近くに相当する4.9グラムの食物繊維が含まれているんだって。

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最終更新:7/15(月) 20:40
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