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エンブラエル、羽田でE195-E2機内公開 ビジネスクラスは全席通路アクセス

7/16(火) 12:32配信

Aviation Wire

 ブラジルのリージョナルジェット機世界最大手エンブラエルは7月16日、E195-E2の飛行試験機「TechLion(テックライオン)」(登録記号PR-ZIQ)を羽田空港で航空会社などの関係者に公開した。ビジネスクラスは全席から通路にアクセスできる「スタッガード配列」を採用し、快適性を高めた。

【E195-E2の機内】

 E2シリーズは従来のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195の4機種で構成する「Eジェット」の後継機で、E195-E2のほかE175-E2とE190-E2の3機種で構成。E195-E2はシリーズで胴体が最長の機体で、メーカー標準座席数は1クラス最大146席、2クラス120席となる。新型エンジンや新設計の主翼、主脚を格納した際のドアなどで、燃費を向上させた。

 最大航続距離は4815キロ(2600海里)。東京からベトナムのハノイ、ブルネイ、パプアニューギニアなどまで飛べる。

 2クラス120席仕様の場合、ビジネスクラス12席とエコノミー108席で構成。エコノミーのシートピッチは、日本の国内線で標準的な31インチ(約79センチ)で設置できる。スタッガード配列を採用したビジネスは、テーブルにスマートフォン用スタンドを設け、個人用モニターがなくても映画などを楽しめるようにしていた。

 従来より大型化した頭上の手荷物収納棚(オーバーヘッドビン)は、機内持ち込みが可能なローラー付きのスーツケースを4つ収納できるようになっている。また、各席に電源コンセントを設け、照明にはLEDを採用するなど、近年の客室に求められる装備を網羅していた。

 機体の安全性を各国の航空当局が証明する「型式証明(TC)」は、今年4月に取得済みで、6月のパリ航空ショーにも出展された。エンブラエルは、今月8日からE195-E2のアジア太平洋ツアーを開始。中国・アモイからスタートし、これまでにマカオ、ソウル(金浦)を巡り、羽田には15日に到着した。

 エンブラエルは、E2シリーズのキャッチフレーズとして「プロフィット・ハンター」を掲げており、これまでにトラとイヌワシ、サメが機首に描かれてきた。TechLionと呼ぶ今回の機体は、コンピューターの基板のようなライオンを機体全体にデザインしている。同社によると、どこから見てもE195-E2だとわかるよう、機体をすべて使ったデザインを採用したという。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:7/16(火) 12:32
Aviation Wire

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