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これまでの「全英」とは違うリンクス/塚田好宣の現地レポ(その1)

7/16(火) 9:25配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

68年ぶりにイギリス本土を離れて、北アイルランドのロイヤルポートラッシュで「全英オープン」が開催される。すごく綺麗な景観を持つとか、難易度が高いという噂は耳にしていた。でも、安易な先入観を持ちたくなかったので、あえて事前に調べることはしなかった。

【写真】金谷拓実が手にするのは?

プロになってから今まで、「全英オープン」には3回出場した。スコットランド(ロイヤル・トゥルーン)で1回、イングランド(ロイヤル・バークデール、ロイヤル・リバプール)で2回だ。この3コース共に海沿いの砂地に広がるリンクスコースであった。ロイヤルポートラッシュも同じような雰囲気を持つコースなのではないかと想像していたが、今日はじめて当地を観て、そのイメージが間違っていたことを知った。

このコースも海沿いにはあるが、ダイナミックな丘陵地帯の上に作られている。大きなマウンドや傾斜、軽い山岳コースと言ってもいいくらいのアップダウンがあり、実際にコースを歩いてみると、人の背丈くらいのうねりや傾斜がそこらじゅうにあるのだ。

フェアウェイからでも、つねに左足下がりや右足下がりといったショットが要求される。それに加えて、打ち上げや打ち下ろしもある。さらに驚いたのは、シャコガイを開いて上に向けたようなグリーンの形状だ。たとえば、10番グリーンは小さい上に波打っていて、2ヤード刻みくらいのショット精度を要求してくる。

また、14番はこの大会に向けて60ヤードほど距離が伸ばされ473ヤードとなった。フェアウェイは見た目ほど狭くはないが、風によってはグリーンを狙うショットは200ydほどになる。問題はグリーン左に構えるバンカーで、ゆうに5mの深さがある。このバンカーからだと、高さはクリアできても、横幅のないグリーンに止めることは容易ではないだろう。言い方は悪いが、左のバンカーから右に外し、返しのアプローチをまた左バンカーへという“往復ビンタ”になる可能性もある。ほんの数ヤードのミスが致命的な事態につながることもあるかもしれない――。

あすの第2回は、知り合いのタイ人選手など、外国人選手の反応をお伝えできればと思う。(文/塚田好宣)

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