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人生の分岐点では「俯瞰する」――「Web仙人」こと増井氏のキャリア観

7/16(火) 9:36配信

Web担当者Forum

 連載「29歳の自分に伝えたいこと」の第2回は、フォースの代表をされているWeb仙人 増井 達巳氏が登場! 自分のキャリアにおいて何が必要かを考えて、独自の経歴を積まれてきた増井氏は、2001年にキヤノン公式Webサイトの運営責任者になり、2011年には第5回企業ウェブ・グランプリでグランプリを受賞されました。そして現在は、ご自分の会社「フォース」を起こされ、それまでのキャリアを活かしてご活躍されています。Web仙人は、はたしてどのような経験から生まれたのでしょうか?(編集部)

 

立場が変わり、考え方を変ようと努力した29歳

 29歳当時、私はオフィスコンピュータでお客様のアプリケーションシステムを受託開発するシステムエンジニア(以下SE)をしていました。25歳で営業部門からSE部門に異動となり、COBOL(コボル)やアセンブラのプログラマーとしてかなりの本数のプログラミングをこなしてきましたが、29歳当時はシステム設計を行うSEになって間もない時でした。

 同じ部門内での関係ですが、いわば、プログラムの受注者側から発注側に立場が変わったばかりで葛藤もありました。自分なら短時間で組めるプログラム。しかもテストするとバグが多かったり、完成に時間がかかったり…で、ついつい自分で手を動かしたくなってしまいました。

 その葛藤やストレスを解消するために「考え方を調整する必要」がありました。あたりまえのことですが、人の能力には個人差があり、「チーム力を上げるためには、人を育てる必要があること」、「人を育てるためには、方向性を示し、やらせてみて、ほめていくこと…が必要だ」と気づき始めました。

 連合艦隊司令長官、山本五十六の有名すぎる名言「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」をシステム開発の仕事にも当てはめようと思ったものの、すべてを自分でやってしまいたい…やったほうが早いと考えていた、まだ29歳の(血気盛ん?な)私には、考え方を変えるのは挑戦でした。

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最終更新:7/16(火) 9:36
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