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独走巨人 緊急助っ人デラロサ“年齢詐称”疑惑でつかみはOK

7/16(火) 21:00配信

東スポWeb

 後半戦も突っ走るのか。セ・リーグ首位を走る巨人が、15日のヤクルト戦(長野)に延長11回、7―4で競り勝ち。2位のDeNA、阪神との差を10・5ゲームとした。18日にもマジックが点灯する独走状態はとどまるところを知らないが、この日は緊急加入したルビー・デラロサ投手(30=前ダイヤモンドバックス3A)が来日初登板。ピンチを背負いながらも無失点デビューを飾るなど、5年ぶりVへ向け着々と戦力を整えている。

 ヤクルトのミスにも乗じて一気に試合を決めた。4―4の延長11回、無死一塁で投前への大城のバントを、処理した五十嵐が一塁へ悪送球。カバーに入った右翼手の雄平も捕球に手間取り、一走の立岡が一気に勝ち越しのホームを踏んだ。直後に亀井の2ランが飛び出し、完全に息の根を止めた。

 4時間33分の激闘を制し、球宴を挟んで4連勝。DeNA、阪神がともに敗れたため、2位とのゲーム差は今季最大の「10・5」に広がった。幸先のいいリーグ戦再開に、原監督は「ベンチ入りのほとんどの力を要しながら取れたというのは大きいと思いますね」と振り返ると、無失点でつないだ7人のリリーフ投手を「よく頑張ったと思いますね。それぞれが役割をまっとうした」とたたえた。

 その救援陣の一人が注目の新外国人のデラロサだった。13日から一軍に合流した右腕はこの日出場選手登録され、1点ビハインドの7回に4番手で登板。一死から連打を許し、二死満塁のピンチを招くも、最後は山田哲を見逃し三振に仕留めてバトンを渡した。テレビ中継のスピードガンでは最速157キロもマーク。来日初登板を終えたデラロサは「今日は感触が良かった。安打を打たれてもコントロールを保っていれば、その後をしっかり抑えられる」と自信をのぞかせた。

 まずは無失点デビューを果たした新助っ人右腕の首脳陣の評価はどうだったか。指揮官は「いいデビューだったと思います。いろんな球種も投げられて、ランナーを背負ってややピンチもありましたけども。これからがスタートという感じですね」。宮本投手総合コーチは「一度マウンドに上げると彼も落ち着くだろうし。今日はランナーが出ましたけど、ひと通り投げれて良かったんじゃないですかね」とした。

 真価が問われるのはこれからとなるが、加入したばかりにもかかわらず、早くもナインとの距離は縮まりつつある。世話役のマシソンらの働きかけも大きいが、デラロサ自身のビジュアルが選手間では大ウケなのだという。

 これまで数多くの助っ人を見てきたGナインの目はすっかり肥えており「デラロサが30歳? いや、ないない。全然30歳なんかには見えない。本当はもっと上でしょう」「43歳ぐらいかと思ったよ。えっ、30歳だったの?」などと大盛り上がりなのだ。

 もちろん球団は入念に調査したはずで、年齢詐称なんてことはないはずだが…。何はともあれ、太めの腹回りに加え、“老け顔効果”もあって、ひとまずデラロサのつかみはOK。あとは安定した投球を続けていければ、本当の意味での信頼も勝ち取っていけそうだ。

 いずれにせよ課題だった救援陣まで戦力アップとなれば…。目指す5年ぶりのリーグ制覇に向け、死角はなくなりつつある。  

【中南米の選手に多い疑惑】プロ野球における年齢詐称疑惑は戸籍制度があいまいな中南米の選手に多い。1991年にメジャーで首位打者を獲得し、95年に鳴り物入りでロッテに加入したドミニカ共和国出身のフリオ・フランコは「61年生まれ」を自称していたが、後にMLBから「58年生まれ」と訂正され、3歳サバを読んでいたとされる。その後、メジャーに復帰して2007年にはメジャー最年長本塁打記録を更新(48歳254日)。ただフランコには「54年生まれ」説もあり、これが本当なら最年長記録は50歳を超えていたことになる。

 また、メジャー通算2276安打を放ち、00年に38歳で西武に入団したトニー・フェルナンデス、広島で95年に15勝を挙げたロビンソン・チェコらドミニカ共和国出身者にも年齢詐称が噂された。ちなみにデラロサも同国出身だ。また、ヤクルト、巨人で首位打者、本塁打王、打点王など数々のタイトルを獲得したベネズエラ出身のアレックス・ラミレス現DeNA監督も疑惑がささやかれた。一方、62、63年に2年連続で首位打者に輝いた近鉄のジャック・ブルームは米国人だが、契約条件を良くするため2歳若く申告したと言われる。

最終更新:7/16(火) 21:02
東スポWeb

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