ここから本文です

【ツール・ド・フランス 2019 第9ステージ / レースレポート】ジュリアン・アラフィリップが革命記念日でイエロージャージを纏う「一日一日進んでいく」

7/16(火) 6:20配信

J SPORTS

マイヨ・ジョーヌで、7月14日革命記念日で、しかもレースが通過するのは6歳の頃から暮らすオーヴェルニュ地方!ジュリアン・アラフィリップにとってはまさに完璧な1日だった。おまけに沿道の熱狂とは対照的に、レース自体は本人曰く「極めて静か」だった。ステージ地に駆け付けた家族や友達の前で、5度目のイエロージャージ表彰式を楽しんだ。

Cycle*2019 ツール・ド・フランス 第9ステージ ハイライト

前方はちっとも静かではなかった。序盤15kmほどのアタック合戦を勝ち抜いて、大きな一団が逃げ出した。「キャトーズジュイエ」の栄光を夢見るフランス人2人を含む15人の先頭集団には、上れるスプリンターからクライマーまで、果てには世界最高峰のタイムトライアリストさえも滑り込んだ。幸いなことに総合争いを脅かす選手は皆無。つまりメインプロトンはあっさり13分近いリードを許し、フィニッシュまでいまだ62kmも残っているというのに……前方は区間勝利へ向けて激しいせめぎ合いへと突入した。

戦いの口火を切ったのはサイモン・クラーク。昨ブエルタでは大逃げ勝利をさらったオージーに続き、攻撃に転じたのはガルシア・コルティナだ。その直後にルーカス・ペストルベルガ?は、カウンターアタックで飛び出した。30km弱も単独で逃げ続けたが、この日最後の山岳にさしかかった残り15km、エスケープの友7人に捕らえられた。

オーヴェルニュが位置する中央山塊の起伏は、登坂距離こそ長くはないものの、勾配は決して優しくはない。この日の前半に登場した「ミュール=壁」という名を持つ1級峠は12%超の勾配が延々続いたし、最後の3級サン・ジュストも、中盤に9%ゾーンが潜んでいた。この急坂を利用して二コラス・ロッシュとティシュ・ベノートが加速。ダリル・インピーも後に続いた。

巴里祭にフランス人2人はすでに千切れ、フランスで生まれ育ち、選手としてはアイルランド国籍を選んだものの、私生活ではフランス人でもある(フランスは二重国籍が認められている)ロッシュもまた、いつしか前方から脱落した。むしろ先頭でフィニッシュ地へと駆け込んだのは、7月21日のベルギー独立記念日を早めに祝いたいベノートと、7月18日のネルソン・マンデラ国際デーに華を添えたい南ア出身インピーだった。

1/4ページ

最終更新:7/16(火) 11:42
J SPORTS

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事