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世界的人気ロックバンドがMVの題材とした「日本のロカビリー文化」 その象徴の一つとして登場するヴィンテージホンダの艶

7/16(火) 17:00配信

バイクのニュース

ホンダドリームCB350セニアとローラー族の共演

 2011年にオーストラリアのシドニーで結成されたファイヴ・セカンズ・オブ・サマー(通称:5SOS)は、デビューアルバムから3作連続全米1位を獲得しているロックバンド。そんな大人気バンドのMVに日本のロカビリー文化が大々的にフィーチャーされ、世界から注目を集めたことをご存知でしょうか。

5SOS楽曲「ヤングブラッド」の画像を見る

 5SOSが2018年にリリースした3rdアルバムのタイトルトラックでもある楽曲「ヤングブラッド」。そのMVは、日本人の老夫婦がこれまで共に過ごしてきた人生に感謝の言葉を贈り合う様子から幕を明けます。そして2人が手を取りながら緑色のカプセルを口にすると、リーゼントに革ジャン、ヒョウ柄のドレスに身を包み、かつて“ローラー族”だった若き日の姿を取り戻します。腕時計の数字が2人に残された時間を着々と刻む中、仲間とともに踊り、騒ぎ、愛を語り、東京の街を駆け抜ける……そんなストーリーを軸としたMVです。

 監督であるフランク・ボリンは、10年ほど前に来日した際、代々木公園で大人数の男女が集まるロカビリーグループに遭遇し、それ以来日本のロカビリー/ロックンロール文化に強い関心を持ち続けていたそう。ボリンが5SOSにドキュメンタリーなどで紹介してみせると、メンバーたちもその世界にたちまち魅了されてしまいます。

 一行は東京のロカビリーグループと2日間一緒に行動をともにすることに。そして、古いものと新しいもの全てに対する情熱に満ちた日本のロカビリーをより深く知るとともに、そのカルチャーを通じて自分たちの曲を表現するべく、彼らを題材としたMVのシューティングが敢行されました。

 コームで丁寧に作り込まれたヘアスタイル、はだけたジャケットから見え隠れする刺青、代々木公園のメイン広場で繰り広げられるイカついツイストに、ひらりと揺れる鮮やかな色のワンピース。そうした日本のロカビリー文化を象徴するものと並び、MVにはヴィンテージなバイクがたびたび登場します。作品の主人公(※若き日のおじいちゃん)の愛機として描かれているのが、1972年製の「HONDA DREAM CB350 SENIOR」です。

 数多の名車を輩出してきた歴史と伝統あるCBシリーズながら、当時主に海外向けとして販売されており、国内ではややマイナーな車種と言える「CB350 SENIOR」。MVに登場するマシンは、主人公演じるJohnny Daigoこと山下大悟さんのSNSなどから、彼自身の私物であろうことが推測できます。真っ赤なCB350にまたがり、鍛え上げられた腹筋もあらわに不機嫌そうに唇をいじる姿は、とんでもない色気に溢れたロックであり、アートです。

 日本のロカビリーというサブカルチャーを題材としながら、切なく美しい愛の物語というポップな切り口で独自の世界観へと一気に引きずり込む3分半の映像作品、未見の方は是非ともチェックを!

Captain And Me Inc

最終更新:7/16(火) 17:00
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