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【中日好き】石橋康太、1年生の船出

7/16(火) 11:37配信

J SPORTS

7月9日ナゴヤドーム、広島戦。スターティングメンバーの発表にファンはどよめき、同時に暖かい拍手を送った。“我が子”を送り出す。そんな空気にも思えた。

18歳高卒ルーキー、石橋康太がスタメンマスクに抜擢された。この日の先発は高卒2年目の清水達也。プロ野球では珍しい10代バッテリーに多くのファンの期待が膨らんだ。

石橋にスタメンが告げられたのは前日の試合後だった。しかし、この日の練習は緊張感を出さずいつも通りこなしていた。これも石橋の強さだろう。心をしっかり制御し、いつもの自分に努めた。

試合開始3分前。さすがに緊張がこぼれていた。表情は硬くペットボトルの水を半分一気に流し込んだ。表情を察し、先輩の亀沢恭平が背中をさする。肩をもみほぐし耳元で囁いた。

その言葉に石橋の表情が少し和らいだ。ベンチも同じだ。そこにいた誰もが自分の18歳を思い起こしていた。

打たれた抑えたは別として、石橋の良さが存分に出ていた。一言でいうなら“雰囲気”。18歳ながら石橋康太には、キャッチャーらしさが備わっている。

捕手によっては、淡々とサインだけを投手に出すタイプもいるが石橋は違う。自分の意思をはっきり伝える。

サインに加えて、“必ずボールにしろ”“ランナーへの意識を切るな”“ゾーンを大きく”“ここは絶対に低め”。身振り手振りを使い己の考えを伝えていく。

全ての選手が年上。歳が近い清水が先発ではあるが、そこへの遠慮はしなかった。間違っているかも…なんて考えで捕手はつとまらないからだ。

伊東ヘッドコーチに聞いてみた。「使ってみたい思いはあったよ。でも、使えるかどうかは別だった。石橋は下で、広島の野間の盗塁を刺したんだ(7月4日ウエスタンリーグ、由宇での広島戦)。

それが1軍に上げるポイントになった。野間レベルの選手を盗塁で刺せたら1軍で使っても恥ずかしくないかなと思ってね」。

「デビュー戦としては上出来ですよ。堂々とやれたしね。まだ、これからの部分はもちろんあります。1軍の試合で学んでいく事も多いですよ。具体的には1軍投手がキャッチャーを育てていくって事です。

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最終更新:7/16(火) 11:37
J SPORTS

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