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飲料 夏本番 天候不順の幕開け 各社 逆風見込み需要創造に邁進

7/16(火) 14:00配信

食品新聞

紅茶浮上し茶系飲料が堅調 「お~いお茶」年間で30周年施策

 大消費地・東京をはじめ各所で6月から長雨や日照不足に見舞われ、飲料が他の夏物商材と同じく痛手を被っている。
 日本気象協会によると、東京都心の最高気温は7月5日から12日までの一週間25度を下回り、13日以降も広い範囲で前線や低気圧の影響を受ける見込みとなっている。飲料市場は6月単月で4%減、1-6月累計では1%減と推定。7月は、関東甲信越地方で過去最速となる6月29日に梅雨明けした昨年の裏返しもあり、さらなる厳しい数字が予想される。

 ただし猛暑となった昨夏の反動減は、各社とも期初の計画段階である程度織り込み済みだった。
 厳しい環境を前提に、需要創造すべくマーケティング活動を行うとともに、昨夏起きた予測不能な自然災害に備えて、製造・物流体制の見直し・強化に取り組んでいる。
 こうした積極的な活動もあり、1-6月市場のトピックスには紅茶飲料の浮上や紅茶を含む茶系飲料の安定成長が挙げられる。
 
 紅茶飲料市場は「午後の紅茶」(キリンビバレッジ)の独壇場で有力な対抗馬がなく長らく無風状態にあったが、昨年の「紅茶花伝 クラフティー」(コカ・コーラシステム)に続いて、今年、「クラフトボス TEA」(サントリー食品インターナショナル)が参入したことで活性化し1-6月で2ケタ増になったと推定される。

 「午後の紅茶」では、3月下旬に新発売された「ザ・マイスターズ ミルクティー」が6月時点で累計115万ケースを記録した。
 同商品についてキリンビバレッジの平野真太郎マーケティング部ブランド担当部長は「甘さ・糖離れ志向の20代後半~30代の働く女性をメインターゲットにしているが、10代にも飲んでもらえたことで想定以上に推移している。リピート率も飛び抜けてよく、既存品とのカニバリも少なく『ミルクティー』も伸ばしている」と手応えを語る。
 同ブランドの「おいしい無糖」もオフィスサンプリングや、スーパー、量販店でのカレーとのクロスMDが奏功に好調に推移している。

 無糖紅茶では「シンビーノ ジャワティストレート レッド」(大塚食品)も既存導入店で回転が上がり1-6月で前年を上回った。
 「紅茶花伝 クラフティー」も上昇基調にあり、3つ目のアイテムとなる「贅沢しぼりアップルティー」が7月1日に新発売され露出を高めている。

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最終更新:7/16(火) 14:00
食品新聞

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