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三浦春馬、“父”になる。ドラマ『TWO WEEKS』主演で考えた「父親らしさ」とは。

7/16(火) 12:59配信

ハフポスト日本版

例えば、の話。あなたのもとに突然一人の見知らぬ子どもが現れ、「間違いなくあなたの子だ」と告げられたらどんな感情が湧き起こるだろうか。しかも、「その子の命はまもなく絶えてしまうので、救いたければあなたの命をかけるしかない」と。何とかしてあげようと思える? そんなの無理だと見捨てる――?

【写真集】ドラマ「TWO WEEKS」に主演する三浦春馬さん

2019年7月16日から放送されるドラマ『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜夜9時)では、主人公の男がそんな“極限状態”に置かれるところから物語が始まる。だが考えてみれば、「親」とはある日突然なるものともいえる。

親子の絆って、いつから、どのようにして特別になるのだろうか。主演する三浦春馬さんにインタビューした。

■父親って何? 優しさって何?

演じる主人公の結城大地は、人生に希望を持たず、毎日を投げやりな気持ちで過ごしている。しかしある日、過去に「ある出来事」により一方的に別れを告げた元恋人(青柳すみれ=比嘉愛未さん)が現れ、自身との娘・はな(稲垣来泉さん)を産んでいたこと、既に8歳で、白血病を患っていることを明かす。結城は、はなの骨髄移植手術のドナーに適合したことで再び生きる意味を見出すが、身に覚えのない殺人事件に巻き込まれ、容疑者として追われる身に。検察や警察、政治家などさまざまな人物の思惑や陰謀が絡み合う中、手術までの2週間、「逃亡」に命をかけることではなを救おうとする――。これがドラマのあらすじだ。

三浦さんは脚本を読んだときの印象を「シンプルだけど、強い思いが込められた作品。父親というアイデンティティーを前面に押し出した役どころは新しい挑戦なので、自分がこのキャラクターをどう『生きる』のかというのがとても楽しみです」と語る。

「娘を救うために命をかける」と聞けば、立派で強い父親を想起しがち。でも結城は、はなの存在が発覚するまでの8年間、自堕落な毎日を送り続けていたという設定だ。

インタビューした日、ちょうど結城が初めてはなに出会うシーンを撮影したばかりと聞き、三浦さんに“父”になった感想を尋ねると、慎重に言葉を選びながら答えてくれた。

「これは本当に父親としての感情なのか、どうなのか。まだ言い切ることはできないと思います。もちろん、『愛らしい』とか『守ってあげたいな』とかいう感情は湧き上がってきたんですけど」

スケールの大きな逃亡劇に説得力を与える核となるのが、主人公の「父親としての愛情」ということだが?

質問を重ねると、「役として自分の娘だという確信を得るまでに至っていなくて……」と前置きしながら、「でも、もっと大きな感情が生まれていく、予感みたいなものは感じました」。

そして、その未だ言語化できない「感情」が大きく膨らんでいく過程をリアルに描くことこそが、逃亡劇の推進力になると語った。

「結城は過去に色々なことがあったせいで自分に希望を持てません。一方で、他者のことも信じられない男です。そんな彼が再び『生きよう』と思えたのは、自分を100%信じてくれるはなという存在に出会ったから」

子どもも、一人の“他者”だ。

「自分を受け入れてくれる他の誰かのためなら、強くなれるのではないか。そこが結城の変化の始まりなんだと思います」

8年前、「ある出来事」によって、大切な人を傷つけて姿を消す選択をした男、結城。

三浦さんは「心根は優しい」と理解を見せつつも、傷つけられる側は得てして、そんな「優しさ」は求めていないのではないかと疑問を投げかける。

「相手のことを考え過ぎた結果、思ったことを言わない。そういう部分は自分の中にもあります。でもその『優しさ』は、相手が期待していたことなんだろうか。本当の優しさとは何なのかということも、結城を通して学べたらと思います」

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最終更新:7/16(火) 13:01
ハフポスト日本版

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