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【The Super Ball インタビュー】“勝負”の時に放つ、究極のバラード

7/16(火) 10:02配信

OKMusic

The Super Ball(以下、スパボ)の6thシングル「花火」は、失った愛を痛みの中で歌い上げた珠玉のバラード。メジャーデビューから3年を経た今、自信を持って自らの武器をかざした120パーセントの勝負作だ。高校球児に向けた応援歌、有名ドキュメンタリー番組のテーマソングと豪華タイアップも加わって、令和の夏を熱く彩る。

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心が苦しくなるくらいの切なさに辿り着きたかった

──新曲「花火」は正真正銘“スパボの王道!”と呼べるバラードですが、よくよく考えるとバラードをシングルとして出すのって初めてじゃありません?

佐々木&吉田:そうなんです!

佐々木:路上ライヴの時代から道行く人の足を止められるのはこういう曲だったので、本当はずっとシングルでも出してみたいと思ってたんですよ。

吉田:メジャーデビューしてから3年が経って、“今が勝負だ!”と。だから、“死ぬ気で曲を作るぞ”って考えて、声質の上でも、ハーモニーを聴かせられるという点でも、僕らの一番の武器であるバラードで勝負をしたいと思ったんです。

──ようやく自信を持ってバラードを出せるようになったんでしょうね。

吉田:はい。ふたりの音楽を信じられるようになって、デモの時点から“俺らはこれでいくんだ!”という強い気持ちで作り始めました。それで最初は失恋ソングにしようと考えていたんですけど、自分の心が苦しくなるくらいの切なさに、どうしても辿り着けなかったんですよね。そこで、相手がこの世にいないという設定で言葉を選び直したら、自分の心がどんどん苦しくなってきて、“これだ!”ってビビッときたんです。この方向で書き上げたら、今までで一番深いもの、新しいものができるかもしれないって。なので、自分の心が痛くなって、涙が出るまでデモを作り続けてみました。

佐々木:去年のアルバム『Out Of Bounds』でご一緒した作詞家さんに、ふたりで歌詞のレッスンを受けていたのもあって、“レベルアップしたものが出てきたな!”っていうのが第一印象でしたね。例えば《溶けていった かき氷も》とかメロディーも含めて情景がすごく浮かぶし、悲しい詞を聴いてひとりで悲しくなるのは個人的にも大好きなんで、“理幹、よくやった!”と思いました。

──“花火”というタイトルなので、“君と見た花火”の歌なのかと思いきや、《夜空に咲いて散る花火のように 消えてしまえれば楽だろう》とか《闇夜で誰かを照らす花火のように 君は僕の光だった》と二重三重の意味があって、私も“なるほど!”と唸りました。

吉田:嬉しいです。これだけ切ない曲なので、レコーディングでも心が伝わるかどうかが全てだと思って、感情の伝わる声色だったり、息遣いのニュアンスにまでこだわったんですよ。サビ終わりも最初はファルセットできれいに歌っていたんですけど、それがなんだか頼りなく感じられて。《今 世界の終わりが訪れたって 構わないや》という部分は地声で荒々しく、感情の全てをぶつけました。歌割りは何パターンも考えて、最終的にふたりの歌い分けが分かりやすいかたちになりましたけど、それもスパボの王道なんですよね。これが好きだし、得意なんですよ。

佐々木:レコーディングに向けてのコンディション作りもすごく上手くいって、サビ頭も自分の一番好きな声色をしっかり乗せられたから、めちゃくちゃ納得いってます。レコーディング前には禁酒や食事にも気をつけたり、ずっとのど飴を舐めたりして、この日は120点でした!

──おかげで心に残る1曲になったと思います。

吉田:僕は“死”というものを題材にして書いたんですけど、曲のとらえ方は人それぞれなので、普通の恋愛ととらえてもいいし、自由な解釈で聴いてほしいですね。

佐々木:ドラマ仕立てのMVも、そのまま歌詞とリンクさせているというより、いろんな妄想が膨らむものになっています。今回の監督さんはご一緒するのが3作目なので、お互いをより理解した上で作品作りができましたし、僕らの希望で初めて子役の方にも入っていただいて、今までで一番良いMVが作れました。恋愛真っ盛りの人、大事な家族がいる人、孫がいる人…いろんな世代の人に刺さる作品になったので、曲と併せてチェックしてほしいです。僕らもちょっとだけ出てるので(笑)。

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最終更新:7/16(火) 10:02
OKMusic

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