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【MLB】「ちょっとずつNYに近づいてる」―開幕直後に3Aで大暴れした加藤豪将の現在地

7/16(火) 19:29配信

Full-Count

打率低迷で「落ち込むことも」あるが…「コントロールできるところをコントロールする」

 ヤンキース傘下マイナーの加藤豪将内野手は今季、開幕直後に初めて3Aスクラントンでプレーし、圧倒的な活躍を見せた。その後は、ロースターの兼ね合いもあって3Aと2Aトレントンを行き来する日々が続き、成績も下降。現在、両クラス通算で74試合に出場し、打率.225、7本塁打、23打点という成績になっている。ただ、メジャーまでの距離は確実に近づいている。

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 シーズン後半戦のスタートを加藤は2Aで迎えた。今季はまだ2Aでの出場試合数が少ない中で打率.154と1割台に低迷。「スコアボードを見てバッティングアベレージだけを見るともちろん落ち込むこともある」と率直な胸の内を明かすが、一方で95マイル(約153キロ)以上の打球を打つ「ハードヒット率」は落ちていない。このデータがあるからこそ加藤は自分自身を見失っていない。

「数字はあまり良くないんですけど、スイングとハードヒット率が結構いいので、あとはちょっと運が来てボールが(いいところに)落ちればいいだけだと考えています。(打率とは)違う数字を見ると、3Aの時とあまり変わってないので、できるだけハードヒットを打って、あとは(野手がいないところに)落ちるか、落ちないか。(自分は)できるだけコントロールできるところをコントロールするだけです」

 開幕直後の活躍は鮮烈だった。初の3Aで安打、ホームランを量産。17試合に出場した5月3日(同4日)の時点でシーズン最高の打率.367に到達し、6本塁打、14打点、OPS(出塁率+長打率)1.122という驚異的な数字をマークした。40人枠に入っていないため、メジャー昇格には高い壁があったものの、ヤンキースに怪我人が続出していた状況の中で地元メディアからも“昇格候補”として名前が上がったほど。2013年にドラフト2巡目で指名され、マイナーで苦労を重ねてきた「カトウ」の名前は注目を浴びた。

3Aでホームランを量産できた理由は…「逆方向へ打つのは前から得意」

 一方で、アクティブ・ロースター25人に入っていないメジャー契約選手が多くプレーする3Aは、加藤のようなマイナー契約の選手にとっては難しい舞台。メジャー契約の選手の起用が優先されるからだ。さらに、ヤンキースに怪我人が続出している状況は加藤にとってはチャンスとも見られていたが、主力が戻ってくれば、弾き出されてマイナー降格となったメジャー契約選手が再び3Aでプレーすることになる。となれば当然、3Aの枠も埋まってくる。

 加藤は打率.305、OPS.923と好成績だった5月16日(同17日)に初めて2Aに降格。確かに2週間前より数字は落ちてはいたが、地元記者は「不運」「被害者」と伝えた。さらに、トレントンのパトリック・オズボーン監督は「彼には成績が問題ではなかったと伝えた。ロースターに空きがないという仕方のない状況によるものだ。3Aには保険のためにメジャー経験のある選手たちが入っていて、ゴウスケが降格することになった」と地元メディアに話していた。その後は、約1か月半で2Aと3Aを計4度も行き来するハードな前半戦となった。

 もっとも、本人は「3Aと2Aを行き来するのは別に本当にどうでもいいと思っています。いるチームで結果を出すしかない。3Aはメジャー経験者だったり、40人枠の選手がいるので、どうしてもそういう選手が優先になってしまうので、2Aでしっかり結果を出して3Aに上がりたいと思います。(シーズン)初めに3Aに入れて、そのチャンスを与えてくれただけでも嬉しいんですけど、そこで結果を出せて、みんなが戻ってきたら元のところに戻ったという感じで。まだシーズンは長いので、また上がりたいです」と全てを受け入れ、消化している。オズボーン監督は、3Aから2Aに戻ってくるたびに、降格は成績の問題ではないと加藤に説明するという。ヤンキース入団から6年。数字が上下しても、自分自身のメンタルは上下しない。強さを磨いてきた。

 3Aで逆方向へのホームランを連発した加藤は「前から逆方向に球を打つのが得意な方だったんだけど、今まではマイナーの球を使っていたので、ちゃんと打ってもあまりパワーがなくてレフトフライがすごく多かったんですけど、今年は3Aでメジャー(公式)球になって、球もすごく飛ぶようになったので、レフトフライがホームランになったという結果です」とボールの違いが大き語っと自己分析する。さらには、打撃は運で左右される部分があるとも話していたが、3Aで5月中旬までに残した成績は、運だけで出せるような数字ではない。加藤の能力をヤンキース首脳陣も改めて再確認したはずだ。

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最終更新:8/5(月) 6:53
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