ここから本文です

Pixelカメラの裏側にある「1タップ」と「写り」のせめぎ合い。中の人に魔法の秘密をインタビュー!

7/17(水) 18:01配信

ギズモード・ジャパン

3世代目となったGoogle Pixelのカメラの素晴らしさといったら。

Samsung、Apple、Huaweiなどの競合他社の端末の背面にはたくさんのセンサーやデュアルカメラなどを盛り盛り搭載していますが、Pixel 3と3aに関しては、 シングル・リアカメラでシンプルなハード設計を実現しています。

【全画像をみる】Pixelカメラの裏側にある「1タップ」と「写り」のせめぎ合い。中の人に魔法の秘密をインタビュー!

しかしPixel 3のカメラの12MPの解像度とf/1.8の絞り値というスペックは突出しているわけでもありません。他社のように48MPのセンサーとか、f/1.5の絞り値が搭載されているわけではないのに、Googleの最新のPixelが生み出す写真の類は目を見張るものがありますよね。

Google Pixelのカメラを作ってきた人たち

Pixelカメラのスペックが高いわけでもないのに、写真クオリティはかなりイケてるという現実。大きいレンズやセンサーを端末に詰め込んでカメラスペックで戦うという、これまでのスマートフォンのカメラ開発の流れとは相反するものです。

そこで、米Gizmodoでは、Googleのカメラに革新を起こしてきた有名な研究者であるマーク・レヴォイ(Marc Levoy)と、Pixelカメラチームのプロダクトマネージャー、アイザック・レイノルズ( Isaac Reynolds)にインタビューを行ないました。

コンピュテーショナル・フォトグラフィー

高画質な写真を撮影するために必要なプロセスとは? それはコンピュテーショナル・フォトグラフィと総称される、ソフトウェア上で大量の写真を加工する技術なしでは語れません。

マーク・レヴォイは、コンピュテーショナル・フォトグラフィの研究分野がグーグルの実現していることよりも遥かに広いと前置きをしつつも、一言でいうと、コンピュータとソフトウェアが写真を生成するプロセス、もしくは、オリジナル写真よりも格段によく見えるように写真を生成する技術、と説明しました。

これはPixelの「HDR+」カメラモードの原理で、このモードでは異なる露出で複数枚の写真を撮影し、それらを合成しながら影の部分や細部がより良く見えるように重ね合わせ、解像度やダイナミックレンジを強化しています。マーク・レヴォイによれば、他のスマートフォンのカメラと違い、Pixelのカメラはハイライトを吹き飛ばすことはほぼ無いとのこと。コンピュテーショナル・フォトグラフィのよって、Pixelで撮影された写真は「見た目」を定義されているのです。

たとえば上の写真のようなシーンでは、パッと見は、Pixelの写真が露出が足りないように感じるかもしれません。しかしよく見ると、Galaxy S10のショットはよく見ると夕日の細部まで表現できていないですよね。

1/3ページ

最終更新:7/17(水) 18:01
ギズモード・ジャパン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事