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【特集】食物アレルギーと大災害 “災害弱者“アレルギー児を守る「防災ハンドブック」を作った思い

7/17(水) 14:05配信

MBSニュース

被災を経験したからこその情報が盛り込まれる

被災した現場で経験した混乱や戸惑い。マニュアルには、そんなお母さんたちの意見や声を反映させることになりました。完成した「防災ハンドブック」には、事前に準備できる食料や衛生用品の具体例を詳しい写真も載せて解説しているほか、アレルギーに配慮した食品の一覧も掲載しました。

また、被災した時に悪化しやすいアトピー性皮膚炎やぜんそくの対策から、炊き出しの時に現場にいる人に協力してほしいことなども詳しく書かれています。困った時の相談先も明記し、被災を経験したからこその情報が盛り込まれました。

「患者さん自身が去年の豪雨災害で困ったノウハウをぎっしりつめて、どうすればいいか、という視点でみんなで作ったことに意義がある。」(神戸市立医療センター中央市民病院・小児科 岡藤郁夫医師)

「食物アレルギーと大災害」知識と理解を

大森さんはハンドブックをきっかけに、防災とアレルギーについて講演する機会が増えました。当事者が事前に準備しておく必要性はもちろん、いざという時に周りが少しでもアレルギーについて配慮してもらえれば、と訴えています。

「アレルギーの子がいて知らないフリするわけにもいかないし、どう関わっていったらいいか考えるきっかけになった。」(参加者)
「(避難所で)簡単なことだけど、白いおむすびが『塩だけです』と書いほしいんです。そういうところって、なかなか伝わりにくいし、そういうこと(災害)が起きた時にやっぱり言えないなと。」(食物アレルギーの子を持つ女性)

「(ハンドブックには)支援した私たちが大きく気付いたことが書いてあることと、実際に支援を受けた側がどうだったか、何が助かったか、というリアルな東日本とか西日本の(被災地の)声が入っている。知らないお母さんほど読んでほしい。」(大森真友子さん)

これまでほとんど知られることのなかった食物アレルギーと大災害。被災地でアレルギーの人たちが食べられる物がない、という事態が起こらないよう、私たちも知識と理解を高めておく必要があります。

(7月16日放送 MBSテレビ「Newsミント!」内『特集』より)

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最終更新:7/17(水) 14:05
MBSニュース

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