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<高2刺傷>高2の家族は引っ越したばかり…住民驚き 生徒ら下校、最後の一人が家入るまで教員付き添う

7/17(水) 7:27配信

埼玉新聞

 16日午前3時半ごろ、埼玉県蕨市北町1丁目の住宅で、「侵入してきた男に子どもが刺された」と119番があった。住人の高校2年の男子生徒(17)が首を切られ病院に搬送されたが、命に別条はない。同居の父親(42)が刃物を持って逃走する面識のない男を目撃しており、県警は殺人未遂事件として行方を捜査している。

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 蕨署によると、住宅は父親と男子高生と同居女性(33)の3人暮らし。3人は就寝中だったとみられ、男子高生は2階の寝室で襲われた。ベッドに血痕が集中していた。約2週間で退院できる見込み。

■近隣住民ら「不安」 見守り活動、市教委強化

 現場はJR蕨駅西口徒歩約5分の住宅街で「蕨陸橋西」交差点近くの細い路地を入った一戸建て住宅。近くでペットサロンを経営する40代男性によると、16日午前7時ごろ、市の防災行政無線で事件の発生や犯人が逃走しており、注意を呼び掛ける内容の放送が流れた。小学校からは保護者向けに、事件発生と児童の登校に付き添いを呼び掛けるメールが送信され、男性は子どもと一緒に登校したという。

 男性は「ご家族は最近引っ越してきたばかりで、あいさつにも来ていただいた。ごみを出す場所も一緒で、普段からあいさつしていた。なぜこんなことが起こるのか」と驚いた様子を見せていた。

 現場周辺は黄色いテープで立ち入りが規制され、近隣のマンション入り口などでは時折雨が強く降る中、警察による鑑識活動が行われていた。

 心配で様子を見に来たという70代男性は「小学5年の孫の同級生が近くの家に住んでいる。犯人がまだ逃げているのは不安。孫の下校に付き添った方がいいのか」と心配そうな表情で話していた。

 一方、蕨市教委は同日、市教委教育部次長から各学校長、児童生徒の家庭に緊急連絡網で連絡し、登下校時の見守り活動を強化した。中学は部活動を中止して、授業終了後の一斉下校とした。登校終了時には正門、昇降口の施錠を指示。下校時には警察にパトロールの強化を要請した。

 下校の見守りは、災害時の避難訓練の時に実施する集団下校の要領で行い、可能な限りほぼ最後の一人が自宅に入るまで教職員が付き添う態勢をとった。市教委学校教育課指導主事の保坂淳さんは「児童生徒の安全に万全を期する態勢を取った」と話した。

最終更新:7/17(水) 8:52
埼玉新聞

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