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Facebookのマーカス氏、給料を「リブラで受け取っても構わない」──米上院委員会で発言

7/17(水) 16:47配信

CoinDesk Japan

ソーシャルメディア大手フェイスブック(Facebook)のブロックチェーン担当責任者デビッド・マーカス(David Marcus)氏は上院議員たちに対し、給料の全額をフェイスブックが提案する仮想通貨リブラ(Libra)で受け取っても構わないと述べた。

上院銀行委員会が2019年7月16日(現地時間)開催した、リブラプロジェクトについての公聴会で、委員会の幹部である民主党のシェロッド・ブラウン(Sherrod Brown)上院議員(オハイオ州)は、マーカス氏に対し、自身の資産を投資しても良いと考えるくらいリブラを信じているか尋ねた。

フェイスブックによるプライバシー侵害の歴史を列挙した後「人々が苦労して稼いだお金をあなた方に任せても良いと考えると本当に思っているのでしょうか。妄想的な考えだと私は思います」とブラウン議員は述べた。そして次の質問を投げかけた。「あなたは、その新しいリブラ通貨で給料の全額を受け取りますか」

マーカス氏は初め、リブラは「銀行口座の代替としてデザインされていない」と答えてその質問をかわした。ブラウン議員がさらに追求すると、マーカス氏は「自分の全資産をリブラに委ねるか。ええ、そうしても構いません」

ブラウン議員が再び給与に絞った質問をして初めて、マーカス氏は次のように肯定的に答えた。

「受け取るでしょう。準備金に1対1で裏付けられていますから」

「一体全体どういう意味?」

2時間におよぶ公聴会の中で、そのようなやり取りがマーカス氏と議員たちの間で多く見られた。

例えばマーカス氏が、フェイスブックはリブラプロジェクトに関わる多くの企業の1つに過ぎないという主張を繰り返すと、ブラウン議員は次のように反撃した。「あなた方も自身の立ち位置をよく理解しているでしょう。(ソーシャルメディア企業として)フェイスブックだけが20億人もの人にアクセスできるのです」

マーカス氏は公聴会の中で、信頼は「原始的(primordial)」だと何度か述べている。ある時、ブラウン議員は次のように質問した。「『信頼が原始的だ』とは一体全体どういう意味ですか」

「我々がより良くし続けなくてはならないという意味です」と、マーカス氏は答えた。

データプライバシー関連以外だと、議員たちは消費者保護についてもマーカス氏を追求した。民主党のキルステン・リー・シネマ(Kyrsten Lea Sinema)上院議員(アリゾナ州)は、アリゾナ州住民がスペインで開発されたウォレットを利用していたとして、パキスタンにいる何者かによる詐欺の被害にあったらどうなるのか、と質問した。その人はどこに助けを求めればいいのか、と。

「アメリカ国民はおそらく、アメリカを拠点とするウォレットサービスを使う可能性が高いです」とマーカス氏は返答し、そうでない場合、消費者の補償を受ける権利はウォレットプロバイダーの規約と条件に準じる、と付け加えた。

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最終更新:7/17(水) 16:47
CoinDesk Japan

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