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ソフトバンク甲斐野まさか4四死球 痛恨押し出し決勝点献上

7/17(水) 11:49配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク2―3日本ハム(16日・ヤフオクドーム)

 まさかの連敗発進…。初回に牧原とグラシアルの2連発で勢いよく先制したものの、2回以降は打線が2安打と沈黙。9回からマウンドに上がった甲斐野央投手(22)が、9番打者に押し出し四球を与えて勝ち越しを許すなど敬遠一つを含む4四死球と乱れた。

【写真】9回の攻撃中、ベンチで目元を押さえる甲斐野

 後半戦は2連敗スタート。11カードぶりに3連戦で負け越しとなったが、慌てない。2位日本ハムとはまだ5ゲーム差ある。

■今季2敗目悔しさ糧に

 1点を追う最終回の攻撃は、5番松田宣が初球を二飛、続く明石が2球目を左翼へ打ち上げ、あっさり2死となった。最後は3球で追い込まれた上林が、空振り三振。初回に幸先よく2点を先制しながらの逆転負けに、スタンドからはため息がもれた。

 その時ベンチ内では、最終回に勝ち越し点を奪われた甲斐野が、グラウンドに背を向けドリンクケースにうなだれるように手を突いていた。ロッカーへと引き揚げるナインもいる中、しばらく動けない。ようやく上げた顔には、敗戦の責任が色濃くにじんでいた。

 「状態は良かった。ああいう結果になるというのは、まだ実力が足りない」

 森の離脱後、代役で守護神を務める甲斐野は、連敗の責任を背負い込んだ。同点の9回に登板すると先頭の中田を四球で歩かせ、続く渡辺に死球。犠打で1死二、三塁とされ、申告敬遠で満塁策を取ったが2死後、宇佐見への3ボール1ストライクからの157キロ直球が内側に外れた。痛恨の押し出し四球で1点を失い、今季2敗目だ。

 「そういう悔しさを乗り越えて成長していくのがピッチャー。今日起こったことをまた次につなげてもらえるようにね。前を向いてやっていくしかない」

 工藤監督もそう右腕をかばい、すぐに切り替えを強調したように、ルーキーだけを責めるわけにはいかない。打線は初回に牧原とグラシアルの2者連続弾で幸先よく先制しながら、得点はこの2点だけ。4安打だった前日15日に続き、わずか5安打と元気がなかった。4回には、今季5度目の遊撃でのスタメンとなった牧原が同点のきっかけとなる失策を記録。先発二保が好投した中、野手陣が足を引っ張った形だ。

 「エラーすることもあるし、その後ナイスプレーもあった」。本職のポジションではないだけに、指揮官は甲斐野同様に牧原もかばった。抑えの森、内野の要である今宮だけでなく、柳田、中村晃らと現在も多くの主力が離脱中。若手の奮闘もあり前半戦は2位に7ゲーム差をつけて折り返したが、この日は内川が左膝の違和感を訴え欠場し、グラシアルはキューバ代表として国際大会に出場するため18日から約3週間チームを離れる。球宴を挟み3連敗で、2位日本ハムとは5ゲーム差。「まだ(後半戦は)二つ終わったばっかり。これからです」。このままズルズルいくわけにはいかない。

西日本スポーツ

最終更新:7/17(水) 11:49
西日本スポーツ

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