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「持続可能」のその先へ。LUSHが渡り鳥を追いかける理由とは?

7/17(水) 12:58配信

ハフポスト日本版

イギリス生まれのフレッシュコスメブランド「LUSH(ラッシュ)」。創立以来、新鮮で原料にこだわった、手作りの商品を提供している。そしてこの6月、彼らはアジア最大規模を誇る「LUSH新宿店」をオープンした。

入り口には、LUSHとして初の販売となるオーガニックフラワーが並び、4階に広がる店内には、パッケージを最小限に抑えたコスメやカラフルな石鹸が並び、フレッシュな香りが漂っている。

そんな「ナチュラル」なイメージが強い同社だが、実はSDGsの考え方が生まれるはるか昔から、人、動物、環境に配慮したビジネスを展開している。化粧品の動物実験廃止や、容器のリサイクル、ゴミ削減に向けた、容器や包装を必要としない固形商品の開発など、ビジネスを通して社会問題の解決を目指し、様々な取り組みを実践している。

「NO!動物実験」と書かれたレジ紙袋や、容器をまとわず裸で店頭に並ぶ石鹸やコスメはインパクトがあり、私たち消費者にも分かりやすいメッセージを放つ。しかし、目に見えにくいところにも、大事な取り組みや考え方が隠れている。製品や原料、その途中にあるプロセスなど、ビジネス全体で「リジェネレイティブ(再生)」、自然の再生を促すことを実践している。

「リジェネレイティブ」という考え方

「いまや、『サステナブル:持続可能』という思想は1人歩きしています。私たち消費者がずっと消費できればいい、というような「持続可能」、そしてそれは不十分です。本来は、自然や動物たちが持続していかなければいけません」そう語るのは、LUSHバイイングチームの黒澤千絵美さんだ。

そこでLUSHが辿り着いたのが、サステナブルの先を行く、「リジェネレイティブ(再生)」という考え方だという。「例えばパーム油。これは、オランウータンなどの生息地である森林を焼き、アブラヤシを植林して生産されます。これは持続可能でしょうか?」この問題に対し、同社では商品からできるだけパーム油を取り除き、同時にその問題に焦点を当てたキャンペーンを行なった。「私たちは、ビジネスを通じて自然や社会の再生の手助けになりたいと思っています」と黒澤さんは話す。

黒澤さんが担当しているのが「リジェネレイティブ・バイング(再生的購買)」。ただ原材料を購買するのではなく、それによって新たなものを創り出す、「再生」する購買だ。「ただなんとなく環境に良いっていうだけでなく、お客様が手に取る商品が、どう自然の再生に繋がっているのか知ってほしい...」黒澤さんはそう言うと、渡り鳥の話を始めた。

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最終更新:7/17(水) 12:58
ハフポスト日本版

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