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アマゾン「プライムデー」に退会の検索急増-消費者の抜け目なさ映す

7/17(水) 14:23配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): オンライン小売り最大手、米アマゾン・ドット・コムのプライム会員向けセール「プライムデー」の初日である15日、インターネット上で「アマゾン・プライムの退会」に関する検索件数が前日の18倍に急増したことが、調査会社キャプティファイのデータで明らかになった。これが示唆するのは、買い物客はアマゾンに長期間コミットすることなく、割安な商品を手に入れたいと考えているということだ。

キャプティファイは発表資料で、「 アマゾンがプライムデーを通じて新規のプライム会員を獲得・維持することを望むなら、プランを練り直す必要があるかもしれない」と指摘。「検索動向から見て、消費者はプライムに登録して買い物をし、その後すぐに退会している」と分析した。

コアサイト・リサーチの推計によると、2日間のセール期間中に買い物客の支出は58億ドル(約6300億円)に上ったもようだ。アマゾンは2015年、プライム新会員を呼び込む手段としてプライムデーを始めた。有料の同会員になれば、配送料の割引や動画ストリーミングなどの特典が得られる。

アマゾンのプライム会員の定着率は90%超と、コストコ・ホールセールを上回るとアナリストはみている。アマゾンは年会員になりたくない人向けに月会員を設けるなど、新たな会員を募るためにさまざまな戦術を用いてきた。

コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズ(CIRP)によれば、プライム会員のアマゾンでの支出額は年平均1400ドルと、非会員(600ドル)の2倍以上だ。CIRPは米国内のプライム会員数を1億300万人と想定している。

ベスト・バイの検索件数はプライムデーの前日から255%増加。ウォルマートは130%、イーベイは72%ぞれぞれ増えた。これは買い物客がアマゾン・プライムに加入する前に最良の取引を求めてサイトからサイトに移動していることを示唆しているとキャプティファイのシニアインサイトストラテジスト、ローハン・ダラブハイ氏は指摘。「消費者はますます抜け目なくなってきている」と述べた。

原題:Searches for ‘Canceling Amazon Prime’ Spike on Prime Day (1)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Spencer Soper

最終更新:7/17(水) 14:23
Bloomberg

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