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3分で相手を動かす「分析レポート作成」のポイントとは? 

7/18(木) 7:06配信

Web担当者Forum

ウェブアナリストの価値は、分析することでも、レポートを作ることでも、改善提案することでもない。分析した結果を元に、意思決定を促し、人を動かすこと。

6月15日に開催された「ウェブ解析士会議 2019」(主催:ウェブ解析士協会)に登壇した、HAPPY ANALYTICSの小川卓氏は、複数の会社でCAOの任に着いているウェブアナリストである。小川氏が実践している「人を動かすためのレポートを作る3つのポイント」を紹介した。撮影:イイダマサユキ

 

ポイント(1) サマリーシート 現状と次の打ち手を短時間で知ることが可能に

せっかくレポートを書いてもクライアントが動いてくれない、サイト改善に活かしてもらえないという話は珍しくない。小川氏は、「分析者の価値とは、人を動かすことができるかどうか。つまり、気付きを発見し、方法を提示することで、社内やクライアントを動かし、施策を実行することでサイトを使っているお客さんを動かす」ことだと言う。

社内を動かすためには、「意思決定者に意思決定をしてもらう」必要がある。そして意思決定してもらうためには、意思決定できる情報を提供する必要がある。そのための手法のひとつが、「サマリーシート」だ。「サマリーシートとは、レポート報告時に利用する、1枚3分で説明できる、結果と次のアクションを表したもの」と小川氏は説明する。

たとえば、よくあるレポートは、表やグラフ、数値の並んだ下図のようなものではないだろうか。しかし、これを見てもたいていは、「結局、何が言いたいの? どうすればいいの?」と意思決定にはつながりづらい。





一方で、サマリーシートとは、たとえば以下のようなもので、意思決定に必要な情報にしぼって記載している。





記載されているのは「3大ポイント」「ゴールとKPI」「やるべきこと」の3つで、重要なのは“3分で説明できる”という点だ。もし取締役会での持ち時間が10分なら、何十枚もある資料を作っても説明できない。しかしサマリーシートであれば、印刷して机の上に配ればいいだけだ(数十枚のレポートを人数分印刷したら、おそらく怒られるだろうし、そもそも読んでもらえない)。
【サマリーシートのメリット】

・全員に同じ内容を正しく伝えられる
・意思決定に必要な情報のみを伝えられる
・短時間で情報共有が可能
・共有と拡散が行いやすい

小川氏は、「レポートは説明することが目的ではなく、その後の議論が大事。これがやりたい、予算が欲しい、人が欲しい、それがあって初めて施策が実行できる」と言う。そのため、「なるべく短い時間で共有するということを意識する」必要がある。

また、サマリーシートを一度自分で手書きしてみると、1枚に収めるために本当に重要な情報は何かと考えることになる。たとえば、自分のウェブサイトの情報をA4一枚で説明するなら、どのような情報をどのように見せるかと考え、次のアクションも入れておく。これを読んで理解してもらえば、サイトに対する共通理解が生まれる。

 

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最終更新:7/18(木) 7:06
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