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タッキー外圧危機 男性アイドル勢力図に異変

7/18(木) 0:55配信

東スポWeb

【緊急連載「J帝国崩壊前夜」5】男性アイドル独占の勢力図が書き換えられる!? ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川社長から後継者として指名され、関連会社「ジャニーズアイランド」の社長に就任したタッキーこと滝沢秀明氏(37)が、早くも危機に立たされそうだ。社長就任から3か月余、デビュー前のジュニアに多くの活動の場を与えている。だがその一方で、ジュニアたちをスターに育てるのが、これまでのように容易ではなくなる。カリスマを失ったジャニーズは、かつて経験したことがない脅威にさらされることになるからだ。

 長きにわたり男性アイドルグループを世に送り込んできたジャニーズ。

 ある芸能プロ幹部は「長い芸能史の中では、それこそデビューしたけどジャニーズによって潰された男性アイドルは、星の数ほどいる。いまではEXILEのように“男性グループだけどアイドルではない”という形ですみ分けができている部分もあるけど、まだまだテレビ界はジャニーズタレントが中心です」と言う。

 ジャニーズ以外の男性アイドルグループも少なからず芸能界に存在するが、同じテレビ番組に出演してジャニーズタレントと“共存”することは100%ない。こんな背景もあって滝沢氏は社長就任早々、ジュニアのCMを決めたり実績を上げてきた。あるテレビ局関係者がこう語る。「タッキーは積極的にテレビ局の上層部とコンタクトを取って直接会いに行っているようです。名刺交換をするのがタッキーですからね。テレビマンの中にはタッキーの名刺を見せながら喜んでいる人もいますし、タッキーシンパは確実に増えてますよ」

 表面上は順風満帆に見える。だが、滝沢氏がここまでするのは、危機感の裏返しとみることもできる。ジャニーさんの死をきっかけに、水面下では他の芸能事務所にこれまでになかった動きがあるという。

「不謹慎で申し訳ないけど“このときを待っていた!”という芸能プロダクションは、少なくないと思うよ。何といっても、これまでは散々だったからね。ここ数年間は高齢のジャニーさんがいつかは亡くなるのを見越して、男性アイドルグループをつくろうとする芸能プロも少なくなかった」と衝撃的な業界動向を明かすのは前出の芸能プロ幹部だ。

 ジャニーさんがいなくなった今だからこそ、ようやく付け入るスキができて、このタイミングで大攻勢を仕掛けようというのだ。

 滝沢氏は、かつてジャニーズが経験したことのない“外部からの総攻撃”にさらされることになる。それだけではない。肝心の所属タレント状況もこの数年で大きく変化している。

「国民的人気グループだったSMAPが解散し、その座を継いだ嵐も2020年で活動休止を宣言している。“ポスト嵐”と目されているいくつかのグループも、この短期間でそこまで急成長できるかどうか。となれば、忖度しなくなるテレビ局が出てもおかしくないですよね」と某局の編成担当者は言う。

 これまでのテレビ局員たちは「『ジャニーさんだから』とか『ジャニーさんには足を向けて寝られない』と言う人が少なくなかった。もちろんそれなりに高齢にはなってますが…」と前出の担当者。苦しいときにジャニーさんがタレントを都合してくれたとか、ジャニーさんのおかげで高視聴率番組を作れたという例は多いため、恩義を感じているテレビマンは少なくなかった。

 もちろん「亡くなったからといって、すぐに他の男性アイドルグループに乗り換える状況にはならないでしょうが、今後の、ジャニーズのタレントの展開次第では、これまでの図式が変わってくる」とは前出の担当者。

 カリスマ亡き後、これまで経験したことのない“外圧”の脅威は避けられず、圧倒的王者として君臨してきたジャニーズの“独占市場”が今、崩れようとしている――。(続く)

【非ジャニーズ系の男性アイドルグループ】 昨年のNHK紅白歌合戦には、ジャニーズ事務所から嵐、関ジャニ∞、Hey!Say!JUMP、Sexy Zоne、King&Princeの5組が出場。白組22組のうち約4分の1を占めた。同事務所以外の出場グループでは、「U.S.A.」を大ヒットさせたDA PUMPがアイドル的な人気を誇る。
 非ジャニーズ系の男性アイドルグループとしては近年、名古屋発の「ボイメン」ことBOYS AND MENが女性ファンの心をつかみ、東京を含む全国公演も行っている。
 だが、テレビのキー局出演に関しては、局側のジャニーズ事務所への忖度からか、なかなか難しいという事情を本紙は昨秋報じている。
 東京五輪が開催された1964年にデビューしたジャニーズ、68年デビューのフォーリーブスと、男性アイドルの先駆けとなるグループを送り出したジャニーズ事務所。以後半世紀にわたって一大帝国を築き上げたが、この間もチェッカーズなどがジャニーズ帝国の枠外から生まれている。
 藤井フミヤらチェッカーズのメンバーは女性ファンらを熱狂させ、84年から92年まで9年連続で紅白出場を果たすなど人気を誇った。80年代には柳葉敏郎らによる一世風靡セピアも、パフォーマンス集団から結成されたユニットとして音楽シーンでも活躍した。
 2000年以降も、紅白にも出演したw-inds.などが非ジャニーズのアイドルとして人気を呼んでいる。

最終更新:7/18(木) 11:03
東スポWeb

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