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雨対策の新発想?/塚田好宣の現地レポ(その3)

7/18(木) 8:30配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇メジャー第4戦◇全英オープン 事前情報(17日)◇ロイヤルポートラッシュ(北アイルランド)◇7344yd(パー71)

【写真】丸山さんも両手袋

きょうは朝から雨と風、そして寒さ。前日までの暖かさとは打って変わって、本来の「全英オープン」の雰囲気になってきた。選手たちはもちろん天気予報をチェックしているだろう。週末までずっと予報は雨模様だ。きょうはまさに本番を想定した練習ができる。選手たちがなにをしているのか知りたくて、練習場で定点観測することにした。

練習場には入れ替わり選手たちが訪れていた。雨、風、寒さの中で技術的にどんなことをするか?スウィングや弾道は変えるのか?そんなことを思いながら観察していたら、面白いことに気がついた。

雨対策として考えられることは何だろう?自分が思うのは、「自分が濡れないこと」と「クラブ(グリップ)を濡らさないこと」だ。寒さの中でウェアを濡らすと、体温が下がり体力が奪われる。去年の24時間ゴルフで経験したが、汗で湿ったウェアでかなり体が冷やされる。それによって肩、背中、腰の筋肉も硬くしてしまう。

そして、グリップは自分の手とクラブの接着点である。グリップに使われる素材も多種になって、濡れても簡単に拭きとれる物も増えてきた。しかし、フィーリングを大事にするプロたちの中には、まだゴム以外を好まない人間も少なくない。ゴム素材も進化してきているとはいえ、濡れれば滑りやすいことに変わりはない。

プロ生活で、悪天候はたくさん経験してきた。台風の時にスタートしたこともあった。フェアウェイが水浸しで、ボールをドロップする所もないような土砂降りの雨の中でプレーをさせられたこともある。そんな時に、「濡れない」、「クラブを濡らさない」ことはとても難しい。どんなに気をつけても(キャディに濡らさないように指示をしても)濡れてしまう。どのプロも、大きなツアーバックの中に乾いたタオルをたくさん入れて、常にグリップを拭くけれど、やはり濡れてしまう。では、どうするか?

面白いことというのは、両手袋をしている選手が多かったこと。濡れないように注意するのではなく、濡れてもクラブを振れるようにする逆転の発想だ。欧米の雨対策は、その方向に向かっているようだ。昼前後に練習で2~3時間居座って(メチャ寒かった)観察していたが、その間だけでも9人が両手袋をしてボールを打っていた。

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