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火星移住のためエアロゲルで温室を作る計画が考案される

7/18(木) 18:01配信

ギズモード・ジャパン

人類がすでに持っている素材を利用します。

火星の地表はあまりにも寒すぎて、今のところ人が住める環境ではありません。でも人類がいつの日かそこに植民地を作るのであれば、寒さを凌ぎ、温めてくれるものが必要となります。どうすれば良いのでしょうか?

鍵は「シリカエアロゲル」

現在、科学者たちは「シリカエアロゲル」という断熱物質を利用して、火星の地表の一部をたとえば植物のような光合成生物が住みやすい環境に出来ないか?と提案しています。あくまでこれは一部の土地で行なうことを想定しており、惑星全体を地球化するテラフォーミング計画というわけではありません。もしこの「エアロゲル」の布団を、スケート・リンクのように凍った場所に敷けば、その氷床をいとも簡単に溶かして水の豊かな土地に改善し、人類や植物が長期間に渡って生活できるようになるかもしれないとのこと。

NASAのJPL(ジェット推進研究所)にいる科学研究員ローラ・カーバー氏が、米Gizmodoにこう話してくれました。

これまで惑星をテラフォーミングするために考えられてきた方法はあまりにも前衛的すぎましたが、これは違います

「シリカエアロゲル」は、急進的な科学物質ではなく、すでに存在する小型で拡張可能な技術なのです。実際にどんなものなのか、映像でご覧ください。

火星は温暖化できない

人類はすでに、温室効果を上手に使って地球を暖めることが非常に得意だってことを証明していますよね。それは、たとえば二酸化炭素のような物質が太陽光を吸収、再放射することで、直下の地域をほかの場所より暖かくする、というものです。

とはいえ、この方法ではさすがに地球全体を暖めることは不可能です。過去の結果から、現在の技術と、火星にはテラフォーミングに充分な二酸化炭素がないことが示されています。なので科学者たちはその代わりとして、可能な限り最小の労力で、研究用の植民地としていかに小さな領域を暖められるかに焦点を合わせようとしているのです。

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最終更新:7/18(木) 18:01
ギズモード・ジャパン

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