ここから本文です

ビットコイン、リブラについての上院公聴会であまり触れられず

7/18(木) 8:01配信

CoinDesk Japan

上院銀行委員会が2019年7月16日(現地時間)開催した、フェイスブック(Facebook)の仮想通貨「リブラ(Libra)」についての公聴会の中で、仮想通貨に関する議論は著しく乏しかった。

2時間に及ぶ公聴会の中で、ビットコインが言及されることはほとんどなかった。議員の大半は、技術そのものよりも、誰がこの技術の活用を計画しているのか、すなわちフェイスブックに多大な懸念を抱いているようだった。

民主党のブライアン・シャッツ(Brian Schatz)上院議員(ハワイ州)の発言が、恐らく最も分かりやすいだろう。フェイスブックのブロックチェーン担当責任者デビッド・マーカス(David Marcus)氏は、リブラプロジェクトは米国がブロックチェーン革命に取り残されることを避けるために重要だとしばしば繰り返していた。シャッツ議員は、それに対し「あなたは仮想通貨全般について論じている。論点は、『米国が主導すべきか?』ではない」と述べた。

むしろ論点は、なぜフェイスブックなのかだと同議員は指摘した。

同議員は、フェイスブックのデータプライバシーと選挙干渉スキャンダルについて言及し、「ここ数年のことを考えると、なぜ世界中のあらゆる企業の中で、『フェイスブック』がこれを行うべきなのか」と問いかけた。

仮想通貨に関する知識

同様に、民主党のキルステン・シネマ(Kyrsten Sinema)上院議員(アリゾナ州)の仮想通貨に関する発言も、「不安、不確実性、疑念(FUD)」を煽らないものだった。

「仮想通貨は匿名性を与えるが、麻薬密売者にとって一番の選択肢ではない。仮想通貨を使うのは簡単ではないからだ」と同氏は述べた。

また、民主党のクリス・ヴァン・ホーレン(Chris Van Hollen)上院議員(メリーランド州)も、フェイスブックのCEO、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏の新しいアイデアほどには、ビットコインに対して不安を抱いていないようだ。

「ビットコインのボラティリティーは、それが広範囲に普及しないであろうことを意味する。一方、リブラは広く利用されることを前提としている」とヴァン・ホーレン議員は述べた。

もう1つの違いは、通貨を裏付ける資産を持っていると主張する中央発行者がいないビットコインと異なり、「(リブラを運営する)リブラ協会を信頼する必要がある」ことだと同議員は付け加えた。「あなた方が世界通貨について話しているとき、十分な持続可能性があるかどうか私には確信が持てない」

1/2ページ

最終更新:7/18(木) 8:01
CoinDesk Japan

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事